2017年11月17日、『GODZILLA -怪獣惑星-』が公開となります。
ゴジラの初のアニメーション作品という冒険的な作品ではありながら、すでに三部作であることが決定しています。
実は私、これがしっかりヒットするのか少し不安でもあったりします。
というのも、アニメーションと怪獣物との組み合わせはなかなかの鬼門だと思っているからです。
怪獣アニメというマイナージャンル
映画では怪獣映画というジャンルが存在します。
一方でアニメにおいて“怪獣アニメ”というのはあまり聞きません。
巨大ロボットが活躍するアニメはたくさんあるのに、そんなロボットと同サイズの『ゴジラ』や『ガメラ』といった怪獣キャラクターはアニメではほぼないのではないかと思います。
そんな中、私が思い出す怪獣アニメといえば
映画、『ゲゲゲの鬼太郎大海獣(1996)』です。
鬼太郎が悪い妖怪によって怪獣もとい海獣に変身。
町の人々に敵扱いされ、戦車などで攻撃されてしまうという作品でした。
あくまで、鬼太郎の物語の一部ではありましたが、映画の肝となる部分は紛れもなく怪獣アニメと言ってよいものでした。
また、『デジモンアドベンチャー』といったデジモンのアニメシリーズ・・・中でも映画、『デジモンアドベンチャー(1999)』もこれまた怪獣映画を思わせる作品でした。
TVアニメシリーズでも活躍していた恐竜型のモンスター、グレイモンと、大型の鳥のようなモンスター、パロットモンが団地を舞台に重量感溢れる対決をする、まさに怪獣映画をそのままアニメーションに置き換えたような見事な怪獣アニメでした。
このように怪獣アニメはゼロではないのですが、長期シリーズや人気作品で“怪獣アニメ”と胸を張って言える作品は非常に限られています。