◆ヒロインよりも先に愛していたハズなのに……『化物語』より羽川翼

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<画像引用元:Amazon.co.jpより ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト>

 羽川はメガネに三つ編み姿で、成績優秀なザ・委員長な女の子。同シリーズの『偽物語』以降は髪をショートカットにし、コンタクトに変えるなどイメチェンしています。

 羽川は家庭環境は複雑で、ストレスや嫉妬を多く抱えていたことから「障り猫」に魅入られ、「苛虎」という怪異を生んでしまいます。

 「障り猫」によってブラック羽川となった彼女の姿は、白髪ネコ耳で、語尾に「にゃ」がつく話し方と萌えポイント満載! 第14話では、な行多めの早口言葉を言わされたシーンは最高です!

 さて、『化物語』にてブラック羽川の姿になった原因は、主人公の阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎが付き合ったこと。彼に想いを寄せていた羽川は、時間をかけて関係を進めようとしたところで先を越されてしまったのです。平静を装っていましたが、やはり相当なストレスだったのでしょう。

 そんな羽川の一番の見どころは『猫物語(白)』第5話です。彼女の感情がブレーキをかけずに溢れ出すのは、おそらく初めてではないでしょうか?

 羽川の嫉妬から生まれた怪異「苛虎」は、嫉妬の対象となったものを燃やし尽くす性質を持っています。その暴走を暦が止め、彼にずっとずっと胸の奥にしまっていた想いを告げるのです。「結婚を前提に、私と付き合ってくれないかな?」と告白しましたが、暦に好きな子がいるんだ、と振られてしまいます。

 暦と話せたことで、自身の複雑な想いをすべて受け入れ、苛虎を取り込み1つになった羽川。彼女の泣きじゃくる姿には、視聴者ももらい泣きしたのではないでしょうか?

 羽川の代名詞である「何でもは知らないよ。知っていることだけ」の中に、恋愛の攻略方法というのはなかったのですね……。

 ──病に侵されたように恋をするハンコック、振られてもずっと支え続けるレム、手遅れだったが想いを告げた羽川。

 みんな一度は振られてしまったものの、主人公を大切に想う気持ちはずっと変わっていません。彼のためならなんだってする、それほどに愛してもらっているなんて、なんだか主人公が羨ましくなりますね。

 後にも先にも想い人は彼だけの彼女たちには、どんな形でも幸せになってほしいですね。

〈文/おちとも @ochitomo8 編集/mizuno〉

 

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