平成に放送されたTVアニメのテーマソングの中には、今だったら絶対に放送できない過激なアニソンがいくつもあります。
「え……これはアウトでしょ!」と、いまなら絶句してしまうようなヤバいアニソンとは、どのような内容だったのでしょうか?
◆サビがとにかくヤバい!?──『花さか天使テンテンくん』の「クラスで一番スゴイやつ」
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1998年から1999年まで放送された、TVアニメ『花さか天使テンテンくん』のオープニングテーマのサビは、耳を疑う内容です。
『花さか天使テンテンくん』は、『週刊少年ジャンプ』で連載されていたギャグ漫画であり、人気を博していましたが、テンテンくんのビジュアルが、下半身を露出していたこともあり、今の時代ではリメイクは難しいかもしれません。
そんな『花さか天使テンテンくん』ですが、オープニングテーマの「クラスで一番スゴイやつ」は、数ある『ジャンプ』系列のアニソンの中でもトップクラスの衝撃度があります。
ブラブラブラボーズが歌うこの曲のヤバさは、すべてサビに集約されています。
とてもハイテンションな曲調が続き、問題のサビでは「コッチン コッチン コッチン コッチン」とひたすら繰り返していくのですが……聞いている側は、明らかにあの単語を繰り返しているように聞こえてくるのです。
歌詞の1番の最後は「コーッチン コーッチン コッチン コッチンコ!!」で高らかに締めくくります。驚くべきはこのアニメが、当時、土曜日18時台に放送されていたということです。
ちなみに盛り上がりが佳境に達する2番では、コッチンではなく「幸運 こーうん コーウン kohun」と歌い上げます。どのように聞こえるかはご想像にお任せしますが、まさに小学生が大喜びで食いつきそうなネタではあります。
当時、児童の保護者から猛烈な批判を受けたとも言われるこのオープニングは、令和の今の時代ではなおさら放送できないでしょう。
◆エンドクレジットがヤバい!?──『妖狐×僕SS』の「SM判定フォーラム」
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2012年に放送された、TVアニメ『妖狐×僕SS』の第5話のエンディングテーマも、とても過激な単語が飛び交います。
このアニメは、通称「妖館」に入居した1人の少女、白鬼院凜々蝶が同マンションに住む癖が強い妖怪の先祖返りたちと力を合わせ、百鬼夜行に立ち向かうファンタジー作品です。
『妖狐×僕SS』では、各話のエンディングごとに登場キャラクターのキャラクターソングが使われていました。
人気声優たちが歌うそのラインナップは豪華そのもの。その中でも一際強烈なインパクトを残したのが、第5話のエンディングテーマとして放送された「SM判定フォーラム」です。
この曲は、とにかく歌詞が過激です。部分的にピー音が被せられますが「三角木ピー 浣腸ピー 肉 肉 ピー便器」といった感じでそもそも隠しきれていません。
蜻蛉役の声優・杉田智和さんがノリノリで歌い上げる本曲は、あらゆる物事をSとMに分類したがる変態「青鬼院蜻蛉」のキャラクターソング。
驚くべきは一瞬映し出されるエンドクレジットで各スタッフの名前の後ろに(S)か(M)の記載がされている点です。その中には声優さんたちの名も……。
まさに遊び心満載のエンディングテーマですが、かなり際どい内容といえるでしょう。