◆少女姿もかわいいフワモフ鳥、フィーロ──『盾の勇者の成り上がり』
<画像引用元:http://shieldhero-anime.jp/ ©AnekoYusagi_Seira Minami/KADOKAWA/Shield Hero S3 Project>
フィーロは正しくは動物ではなく鳥型の大きな魔物ですが、フワモフした愛らしい姿に「こんな動物が本当にいたら」と思った人も多いハズ。
その羽毛は子供なら、中にすっぽり入って眠れるほどで触り心地も良さそうです。
普段は人を乗せて走ったり、荷車を引いたりするのが好きなフィーロですが、戦闘力も高いです。風魔法と爪攻撃が得意で、戦いでは切り込み役として活躍しています。
そして、少女姿では鳥型のなごりなのか背中に羽が生えており、頭から飛び出しているアホ毛がフィーロの魅力にアクセントを加えています。そのかわいさ、笑顔でモーニングスターをブンブン回している無邪気さはまさに天使といえます。
また、『盾の勇者の成り上がり』ではアニメ『Season2』から式神のラフちゃんも登場しています。アライグマのような見た目はもちろん、ラフーという鳴き声もかわいいです。
ラフちゃんはマスコット的な存在としても癒し度が高いですが、しっかり戦闘にも参加できます。シリアスなストーリー展開になっても、フィーロとラフちゃんがいればほっこりさせられるでしょう。
◆旅の道案内をする謎のキツネ、シン──『七つの大罪 黙示録の四騎士』
<画像引用元:https://7sins-4knights.net/story/ ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 黙示録の四騎士」製作委員会>
長い耳がトレードマークのキツネのシン。その癒されポイントはモフモフのしっぽでしょう。普段の目つきは悪いですが、笑った表情はかわいいです。
シンは豊富な知識で的確なアドバイスをして、主人公パーシバルを助けます。『七つの大罪』では陽気で憎めない豚のホークが良い味を出していましたが、シンはクールで落ち着いた性格をしています。
どこか謎めいたところがあるのもシンの魅力の一つでしょう。
名前がシンということで、前作に登場した憤怒の罪(ドラゴン・シン)や強欲の罪(フォックス・シン)など七つの大罪メンバーと関係があるのかも気になるところです。
──アニメを観るときに動物キャラクターに目を向けると、また違った楽しみかたができるかもしれません。
『鬼滅の刃』の我妻善逸のサポート役であるスズメのチュン太郎、『呪術廻戦』のパンダなど最近の人気作品にも、見た目がかわいい動物キャラクターが登場しています。漫画にとって動物キャラクターは、思った以上に重要なのかもしれません。
こういった動物キャラクターがいるとほっこりした気持ちにさせてくれ、コミカルさも生まれます。
ストーリーでの重要性はもちろん、厳しい戦いが続く中でも読者に癒しを与えてくれる大切な存在といえるでしょう。
〈文/諫山就〉
《諫山就》
フリーライターとして活動中。漫画・アニメ・医療・金融などの記事、YouTube用シナリオを執筆・編集しています。
TVアニメ「豚のレバーは加熱しろ」公式サイト
©2023 逆井卓馬/KADOKAWA・アニプレックス・BS11
TVアニメ『SPY×FAMILY』
©遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会
TVアニメ『盾の勇者の成り上がり Season 3』
©AnekoYusagi_Seira Minami/KADOKAWA/Shield Hero S3 Project
TVアニメ『七つの大罪 黙示録の四騎士』公式サイト
©鈴木央・講談社/「七つの大罪 黙示録の四騎士」製作委員会