◆本当に<黄昏>のライバル……?エージェント<東雲>にツッコミが絶えない!
中間テストを終え、採点前の解答用紙を改ざんするため、教師に変装してイーデン校に忍び込んだロイド。そこで、不審な動きをする男を発見します。彼はモノローグで、自分のことを<東雲>といい、西の凄腕スパイ<黄昏>のライバルになりうる新人だと語っています。
無意味に派手なアクションを繰り返し、警備員の巡回ルートも把握していない東雲。黄昏のライバルにしては軽率すぎてハラハラさせられます。電燈に飛び乗って看板のようにごまかし、警備員を無事に回避。これにはロイドも、実は優れた擬態なのかと呆気に取られてしまいます。
痕跡を残さず、事を荒立てないのがスパイの鉄則なのに、その後も雑な仕事が続き、思わずフォローに入るロイド。守衛に不審がられたときには、偽造IDを差し出すサポートまで。心の中でも終始ツッコミが絶えません。厄介なことに巻き込まれてしまいましたね。
IDを渡した一瞬で、ロイドは東雲が手のひらに任務内容をメモしていることに気づきます。スパイがそんな迂闊なことをするなんて……! とさらにツッコミたくなりますが、学籍番号がデズモンド兄弟と改ざん目当てだと分かり、様子をうかがうことにします。
作業を終えて、ひとしきり自分を褒めたたえる独り言を言い終えた東雲。スパイの活躍が広まることはないとため息をつき、「エージェント東雲」とサインを残そうとします。
「おーい! スパイが率先して痕跡を残すな!」
変装中なのに、思わず地声でツッコんでしまうロイド。それだけ心の声が溜まっていたのでしょう。対峙したことで戦闘シーンに突入かと思いきや、東雲は尾ひれをつけて広めろと言い残し、派手なアクションで去っていくのです。
実は、東雲はデズモンド兄弟の答案を赤点以下に改ざんするよう雇われたスパイでした。ロイドは彼らの答案を元に戻し、アーニャの答案に目を通しますが……。なんと、実力で赤点を回避していました!
無事に「雷」は免れたものの、いずれの教科も赤点ギリギリ。アーニャもロイドもまだまだ苦労は続きそうです。
──次回、「MISSION:19 デズモンドへの復讐/母、風になる」。
国家統一党の総裁を務めるデズモンド家となると、ライバル企業や政敵も多そうですが、次回はシリアス回になるのでしょうか!? そして、母が風になるとはどういうこと? 派手なアクションが飛び出す予感もしますね!
〈文/mizuno 編集/水野ウバ高輝〉
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