空前の戦国ブームの火付け役といっても過言ではないほどの人気を博した『戦国BASARA』シリーズ

ゲームやアニメ、さらには映画に舞台化と、幅広い媒体を通じて武士たちのアツき戦いを私たちに届けてくれている。

そこで今回は、学校の授業では中々取り上げられない、(ゲームの)歴史上の偉人たち3人の生涯にスポットを当てていきたい!

伊達政宗-奥州の独眼竜

伊達政宗 戦国BASARA
画像引用元:300ピース 戦国BASARA 伊達政宗 (26x38cm) 販売元:エポック社

多くのサブカルコンテンツで高い人気を誇る伊達男、それが伊達政宗だ。

「奥州の独眼竜」という二つ名でも有名な“奥州”は、東北地方の太平洋側、現在の地名で言うところの青森県、岩手県、宮城県、福島県、秋田県北東部ら辺にあたる。

諸説あるかが、実際に彼が大きな影響力を持っていたのは「奥羽」、こちらは先述の奥州と羽州(現在の山形県、北東部を除く秋田県)を合わせた東方地方だというのが有力な説のようだ。

さて、そんな東方の雄として武力の高い政宗だが、彼といえばやっぱり左眼の眼帯が最大の特徴だろう。

では、なぜ彼は隻眼になってしまったのか?

幼少の頃に患った病気が原因という説がある一方で、一説によると彼の頭蓋骨に左眼を失った跡がないことから、そもそも眼が見えなかったという事実がなかった可能性もあり、根底から疑問が持たれることもしばしば。

結局のところ、隻眼になったはっきりした理由はわからないわけだが、「独眼竜」という名は、彼の師匠である李克用がそう言われていたことになぞらえたといのが有力であることが今回の調査で分かった。

というのも、幼少期の政宗はシャイだったそうで、それに反し豪快な性格だった李克用から強い影響を受け、黒い甲冑と共に「独眼竜」として飛躍を遂げていったとのこと。

ただ、政宗はただの暴力漢だったわけでなく、相手を完膚無きまで倒すことはしないという東北のやり方にのっとり、争いの仲裁役としての責務にも重点を置いていたとも伝えられている。

「あと10年早く生まれていたら天下を統一していた」と評価されるほど高い実力を持っていた政宗は、人を思う心も持っていたからこそ、後世に永く名を残てきたのかもしれない。

真田幸村-武田家に忠義を誓うアツき武将

真田幸村 戦国BASARA
画像引用元:戦国BASARA4 ケース付ブランケット (小) 真田幸村 販売元:デザエッグ

武田信玄の元で二本の槍を豪快に振う武将・真田幸村

彼に関して語るにあたり、まず最初にふれなくてはいけないのは本名についてだろう。

“幸村”という名が広く知れ渡っているが、実際の名前は真田信繁(のぶしげ)。過去に出た書物『難波戦記』などで幸村と記されていたのがそう呼ばれるようになった発端で、特に「真田十勇士」の名が有名になったことの影響が大きかったと考えらてている。

「真田十勇士」とは『戦国BASARA』でも活躍した猿飛佐助を含む幸村の10人の従者を示しており、私たちにとっても馴染みが深い。

残念ながら架空の人物である説が有力ではあるものの、完全に否定するのは難しく、佐助の他にも霧隠才蔵などは他の作品でも度々活躍するシーンが見受けられる忍びだ。

最後に彼の持つ十文字槍にもふれておきたい。

彼の二本の愛槍は作中で最も活躍した武器のひとつであり、これは歴史上の真田幸村本人が実際に槍の使い手だったという予想によるものだろう。

実際に長野県にある真田宝物館では、幸村所用の十文字槍といわれているものが展示されており、その信憑性は高い。

きっとその類まれなる槍の才気を発揮し、多くの戦場で活躍したのだろう。

石田三成-秀吉の願いを果たすため、君子殉凶を貫く

石田三成 戦国BASARA
画像引用元:戦国BASARA4 マイクロファイバータオル 石田三成 販売元:デザエッグ

豊臣政権下で長く活躍した武将で、『戦国BASARA』でも政宗や幸村に並んで人気の高い石田三成

学校の授業でも定番である関ヶ原の戦い、秀吉の死後、彼の思いを引き継ぎ善戦したことは多くの学生の多くが知っていることだろう。

政宗や幸村もそうだが、三成も数々のゲームキャラとしてとり立たれた人物の一人で、代表作には『モンスターストライク』が挙げられる。

彼がゲットできるガチャでは、参謀役として『戦国BASARA』でも活躍した黒田官兵衛と対をなすキャラとして話題を呼んでいた。

そんな彼の代名詞とも言えるのがこちらの家紋・大一大万大吉

読み方は書いて字のごとく、「だいいち だいまん だいきち」

石田三成 戦国BASARA 家紋
石田家の家紋
画像引用元:武将パッチ 「大一大万大吉」 [石田三成] 販売元:NB(ミリタリーパッチ)

「一人が万民のために尽くし、万民が一人のために尽くせば、天下の人々は幸福になれる」という意味が込められており、戦いの末に太平の世が訪れることを三成が願っていたことが窺える紋章だ。

彼以外にもこの言葉を使った武将がいると言われている中で、最もこの言葉が似合う武将の一人が仁義に厚かったとされる三成だろう。

最後に

毛利元就、長宗我部元親、浅井長政など、『戦国BASARA』には名高い武将がまだまだ数多く名を連ねている。

日本の行く末に大きな影響力を与えた彼らの躍進を、大好きなサブカルチャーを通じて改めて感じ取れたことを、大変光栄に思う。

(Edit&Text/哲太)


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