12月14日、「週刊少年ジャンプ」で最終回を迎えた『チェンソーマン』。それと同時に驚きのニュースが入ってきました。
それは『チェンソーマン』のテレビアニメ化。そして第2部決定という2段構えでした。
<画像引用元:https://chainsawman.dog/ より引用掲載 ©藤本タツキ/集英社・MAPPA>
まさに予想の斜め上。『チェンソーマン』は、作品の内容的にアニメ化が無理と噂されたこともあるため、SNSには驚きの声が続々上がりました。
しかし、なぜアニメ化は無理と言われたのでしょう?
それは、あまりにもバイオレンスでバトルシーンの画力がヤバイから。
◆『チェンソーマン』チェンソーで悪魔をぶった切る作品
<画像引用元:https://www.shonenjump.com/j/rensai/chainsaw.html より引用掲載 © SHUEISHA Inc. All rights reserved.>
『チェンソーマン』を一言で紹介すると、チェンソーで悪魔をぶった切る作品です。
主人公のデンジは、チェンソーの悪魔と合体した半悪魔。「チェンソーマン」になることで頭と腕からチェンソーを生やすことができます。
そして、デビルハンターを営んでいる彼がやることは、襲ってくる悪魔をチェンソーでぶった切ること! ほぼ不死身の特徴を武器に、悪魔に突っ込んで切り刻みまくります。
ほぼ勢いしかないような紹介ですが、実際、かなり勢いの強い作品です。
難しいことは考えずに、とりあえずチェンソーを振り回す! 常識無視でぶっ飛びたい時にオススメの作品です。
本作は、「週刊少年ジャンプ」公式サイトで試し読みも可能です。
◆『チェンソーマン』がアニメ化無理と言われていた2つの理由
<画像引用元:チェンソーマン【期間限定無料】 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) より引用掲載 出版社:集英社>
『チェンソーマン』がアニメ化無理と言われた理由は2つ。
一つは、あまりにもバイオレンスだから。
もう一つはバトルシーンの画力がヤバイから。
作品の内容的に、ある程度は想像できると思いますが、果たしてどれくらいヤバいのでしょうか? そのヤバさを紹介していきます。
▼とにかく表現がバイオレンス! 人がガンガン死ぬ
振り回されるチェンソー、飛び散る血、うごめく悪魔、飛び散る臓物、そして転がる死体。
『チェンソーマン』の内容を簡単に表すとこんな感じなのですが、もうこの時点でバイオレンスさが伝わったのではないでしょうか。
本作は全編通してこの展開が続きます。悪魔は人間を殺しまくるため、悪魔が現れたら誰かしら死人が出ると思ってください。
しかし、ヤバいのは悪魔側だけではありません。
実は人間側のメンバーも頭のネジが外れており、悪魔を倒すためなら残虐非道な行為もガンガンとっていきます。
つまり、この作品全体がクレイジー。これを地上波に耐えうるレベルで映像化するとなれば、困難を極めること必至です。
▼作画の労力がヤバイ! 徹底的に描きこまれたバトルシーン
『チェンソーマン』のバトルシーンは、まるでアクション映画を見ているような臨場感があります。
スピード感、高揚感、危機感、そんなものがドワーッと押し寄せて生きて、気が付いたら一気に読み終えてしまうのです。
その臨場感の源こそ、ハンパない描き込みです。
人物やエフェクトの書き込みはもちろん、背景や小物まで徹底して描きこまれているため、漫画なのに動いているような印象を受けるのです。
これは映像の方が得意な分野ですが、アニメ化するとなると、この描き込みをレベルを下げずに再現しなくてはいけません。
果たしてどう再現されるのか、制作スタジオも自信が無ければ「アニメ化する」と言えないのではないでしょうか。
――『チェンソーマン』アニメ化のニュースで、最も「朗報」だったのは、制作スタジオがMAPPAであることではないでしょうか?
MAPPAといえば、今季『呪術廻戦』を手掛けているスタジオです。『呪術廻戦』も呪霊や呪術の描き込みレベルが高いため、アニメ化には大変な労力がかかっていると思われます。
そんなMAPPAならば、『チェンソーマン』も原作を超えるレベルでアニメ化してくれるのではないでしょうか?
まだ詳しい日程は発表されていませんが、2021年は『チェンソーマン』の年になるのではと予想されます。
(Edit&Text/からすけ)
アニメ『チェンソーマン』公式サイト
©藤本タツキ/集英社・MAPPA