まだまだあるぞ！あんなモノこんなモノ
その他、まだまだ、あんなモノこんなモノ……面白いモノが盛りだくさん！ ここではそれをご紹介。
「魂喵屋女仆咖啡」さんは一味違ったメイド喫茶を目指し、“メイド喫茶発祥の地”である日本の文化を取り入れるなど、いろいろな工夫をしています。そのひとつがこの和室ブースです。
そして、添えられているのはファミコンだ!!
・・・と思ったけど、よく見たらちょっと違う。
「小覇王」って中国のゲームメーカーさんのハードです。はめられたソフトのパッケージに添えられたキノピオ達が危ない臭いを感じさせます。中国に来たらぜひやってみたい一品ですね。
また、本棚にはコミックやボードゲームなどが様々用意されています。中には日本語のコミックスも混ざっていました。これらは、メニューさえ注文すれば、自由に使わせてもらえます。
成都のメイド喫茶事情を聞いてみました。
そもそもなぜ、このようなアパートの中でメイド喫茶を営業しているのか？ オーナーさんはこう語りました。
「当店ですが、２階はオフィスになっていて、そこでゲームアプリの制作をしています」
そう、実はこのメイド喫茶……“まさかの”副業だったのです（驚）!!
成都のメイド喫茶さんはいずれも営業目的よりも、趣味の延長感覚でやっているところがほとんどらしく、こちらの「魂喵屋女仆咖啡」さんも同じくそこに含まれるといいます。そのことを考えると、奇抜な店舗の場所や、ワンドリンクオーダーでもたっぷり遊べるサービス性の高さも納得です。
現在成都のメイド喫茶は５件程度存在しています。中国はアジアの中でも特に店舗の移り変わりが激しい国。開店から１年以内につぶれてしまう店も多く、その中でこのメイド喫茶さんは２年以上営業が続く人気店。このまま老舗として頑張って欲しいかぎりです。
「魂喵屋女仆咖啡」さんは１ドリンクで遊び放題、メイドさんにも気軽に声をかけていただければ、別料金なしで、一緒に写真も撮れる素敵なお店です。成都に遊びに来たら、「魂喵屋女仆咖啡」さんにぜひ足を運んでみてくださいね！
でも・・・、
やはり成都の大気汚染の問題はかなり深刻（遊びに行くとしたら空気の良い日が比較的多い夏がオススメ）。
皆さんが「魂喵屋女仆咖啡」さんに遊びに行く時分には、もっと空気が良くなっていることを只祈るばかりです。
(Report&Text,Photograph/ネジムラ89 Edit/水野高輝）
（Special Thanks/オーナーさん、京极堂主人さんを始めとする「魂喵屋女仆咖啡」の皆様）
（Photo credit/@魂喵屋女仆咖啡 〈@京极堂主人・@丢丢Nakusu・@婷子哒星星眼・@姜生花・@Ljosio〉)
※取材は2017年3月 に行ったものです。「魂喵屋女仆咖啡」の皆様、ご協力ありがとうございました。
※本記事は事前に店舗様とお約束をし特別に取材及び掲載許可をいただき店舗内の写真、微博公式画像を掲載致しております。よって画像及び文言の無断転載は固くお断り致します。
【ご紹介させていただいた店舗様の情報】
〈魂喵屋女仆咖啡〉
住所：成都青羊区栅子街28号捷隆公寓一单元3F 1-3
電話番号：15928726110
「微博」のアカウントにて最新情報配信中です。
微博公式アカウント⇒ 魂喵屋女仆咖啡店
GoogleMap⇒https://goo.gl/maps/vCGLMkWdjvP2
アニメ映画ライター。『FILMAGA』、『めるも』、『リアルサウンド映画部』、『映画ひとっとび』、『ムービーナーズ』など現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。映画『ミューン 月の守護者の伝説』や映画『ユニコーン・ウォーズ』のパンフレットにライナーノーツを寄稿するなどその活動は多岐にわたる。noteでは『アニメ映画ラブレターマガジン』を配信中。
