TVアニメ終了から26年の時を経て、2022年に初の映画作品『THE FIRST SLAM DUNK』が空前の大ヒットを記録した『SLAM DUNK』。2022年には『うる星やつら』、2023年には『るろうに剣心』が再アニメ化。また今年の7月からは『キン肉マン』の新作アニメが放送されています。
さらに、『らんま1/2』の完全新作アニメが10月5日から放送されることが発表。それを追うように、最近では2025年に『地獄先生ぬ~べ~』の新アニメ化の告知がありました。
このように再アニメ化ブームが到来していますが、ほかにはどんな作品が再びアニメ化される可能性があるのでしょうか?
◆『スレイヤーズ』や『金色のガッシュ!!』は再アニメ化される?
80年代、90年代に人気を博したアニメは、再アニメ化される傾向にありますが、今後再び放送されそうな作品には、どのようなものがあるのでしょうか?
●過去5回にわたってアニメ化された名作──『スレイヤーズ』
『スレイヤーズ』は、ライトノベル『スレイヤーズ』を原作に作られたTVアニメで、通称「無印」と呼ばれる第1作目の『スレイヤーズ』が1995年4月~9月にかけて放送され、放送終了時は継続を訴えるファンが街頭署名運動を起こすなど、コアなファン層から絶大な人気を獲得。
その後も1996年に『スレイヤーズNEXT』、1997年に『スレイヤーズTRY』。さらに11年の時を経て2008年に『スレイヤーズREVOLUTION』、2009年に『スレイヤーズEVOLUTION-R』(AT-Xにて放送)が放送されています。
前述のアニメシリーズ5作品のほかに、映画版5作品、OVA、ラジオドラマなど多くの媒体で作品がリリースされてきましたが、原作第二部をベースにした作品は未だ手掛けられておらず、続編を望むファンも多いことから、新シリーズの再アニメ化が期待されている作品です。
●いつ再アニメ化されてもおかしくない!?──『金色のガッシュ!!』
『金色のガッシュベル!!』は、2001年から『週刊少年サンデー』で連載された『金色のガッシュ!!』を原作として、2003年4月から2006年3月まで150話が放送されました。
コミカルなタッチながら、シリアスな要素もあり幅広い年齢層からの支持を得ており、2022年3月より原作続編となる『金色のガッシュ!!2』が、電子書籍で毎月1話ずつ配信されるかたちで連載が再開されるなど、今なお人気の高さが窺えます。
今年の4月には、スマートフォン向けRPGゲーム『金色のガッシュベル!!永遠の絆の仲間たち』の配信が始まるなど、ふたたび盛り上がりを見せている『金色のガッシュ!!』ですが、もしかすると既に再アニメ化も構想されているのかもしれません。
いずれにせよ、アニメ放送終了から18年が経過した現在もなお、X(旧Twitter)などのSNSで再アニメ化を望む声が多い作品です。
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◆『幽☆遊☆白書』や『ママレード・ボーイ』は?
『幽☆遊☆白書』の実写版が昨年Netflixで配信されたり、1990年代に人気を博した『ママレード・ボーイ』の実写映画が2018年に公開されたりしましたが、これらの作品が再アニメ化する可能性はあるのでしょうか?
●冨樫義博先生のもう一つの代表作──『幽☆遊☆白書』
『幽☆遊☆白書』は、『HUNTER×HUNTER』の冨樫義博先生の漫画で、リメイク希望の声が多い作品です。1992年から1995年にTVアニメが放送されました。
第1話で主人公の浦飯幽助が交通事故で死んでしまうという、衝撃の展開から始まったこの作品。蘇った幽助は、その後も「霊界探偵」として、人間界で起こる霊界がらみの事件を解決していきます。
『幽☆遊☆白書』は迫力ある肉弾戦、心理面にフォーカスした頭脳戦など、『HUNTER×HUNTER』の礎となった作品ともいえます。その『HUNTER×HUNTER』は既に2度アニメ化されており、世界中で人気となりました。
冨樫義博先生の名は世界に知れ渡っており、2022年に先生がTwitter(現X)を開設したところ、開設から1日経たずにフォロワーは130万人を突破しており、その注目度の高さが伺えます。
●突然はじまった美少年との同棲──『ママレード・ボーイ』
『ママレード・ボーイ』(1994〜1995年)は、『りぼん』で90年代に連載されていた大ヒット漫画で、再アニメ化されそうな作品です。過去にはテレビアニメだけでなく、前述したように実写映画などのメディアミックスも展開されました。
明るく元気な高校1年生の小石川光希。家族も明るく幸せに過ごしていましたが、ある日突然、両親から笑顔で“離婚したい”ことを告げられます。両親は、ハワイ旅行で知り合った松浦夫妻と意気投合。それぞれが新たに恋に落ち、パートナーを交換して再婚するといいます。
「こんなのめちゃくちゃすぎます」と光希は反対しますが、松浦夫妻の息子・遊は意外に賛成派。そうして同じ屋根の下で、再婚した両親たち共々と6人で暮らすことになり……光希は次第に遊に惹かれていきます。
ちょっと非現実的ですが、この甘酸っぱいラブストーリーに夢中になった人も多いハズ。主題歌「笑顔に会いたい」を聞くと、未だに胸がキュッとなる人も多いのではないでしょうか。
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〈文/アニギャラ☆REW編集部 @anigala01〉
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