『北斗の拳』や『キン肉マン』の再アニメ化が発表され、最近では今放送中の『るろうに剣心』や、きょねんの10月から放送された『うる星やつら』などがリメイクされていますが、次の4つの作品もファンから再アニメ化の要望が高い作品です。

 長年の時を超え、再アニメ化されそうな作品には、どのようなものがあるのでしょうか?

◆鉄郎と永遠のヒロイン・メーテルが銀河を駆ける──『銀河鉄道999

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 1970年代後半のアニメブームを牽引した『銀河鉄道999』(1978 1981年放送)は、多くのファンから今もなお愛されており、再アニメ化されそうな作品といえます。

 このアニメは、機械の体を手に入れるために、謎の美女メーテルとともに銀河超特急999号に乗り込む少年、星野鉄郎の旅が描かれている傑作SFです。

 鉄郎は美しい銀河をメーテルとともに渡り歩きますが、その一つの停車駅(惑星)ごとに独自に発達した文化や倫理観を目の当たりにします。機械の身体を手に入れるため、銀河超特急999号に乗り込んだ鉄郎でしたが、機械の体を手に入れた者たちの苦悩を目の当たりにし、本当の幸せは何なのか葛藤を繰り返します。

 機械化できない貧しい人間は飢えと病から逃れる術はなく、それどころか機械化された人間は生身の人間から命の糧を吸い取るのです。そこには強者が弱者から吸い取る徹底的な格差社会が存在します。

 第1話で鉄郎の母は機械伯爵の「人間狩り」で命を落としました。完璧な体を手に入れた機械化人間たちは、思いやりをなくしていきます。

 テクノロジーを使いこなすことは間違いなく人類に利益をもたらしますが、同時に危険性も孕んでいます。技術が進歩した今こそ、『銀河鉄道999』のテーマ性は感動を呼ぶのではないでしょうか。

◆突然はじまった美少年との同棲──『ママレード・ボーイ』

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 『ママレード・ボーイ』(19941995年)は、『りぼん』で90年代に連載されていた大ヒット漫画で、再アニメ化されそうな作品です。過去にはテレビアニメだけでなく、実写映画などのメディアミックスも展開されました。

 明るく元気な高校1年生の小石川光希。家族も明るく幸せに過ごしていましたが、ある日突然、両親から笑顔で“離婚したい”ことを告げられます。両親は、ハワイ旅行で知り合った松浦夫妻と意気投合。それぞれが新たに恋に落ち、パートナーを交換して再婚するといいます。

「こんなのめちゃくちゃすぎます」と光希は反対しますが、松浦夫妻の息子・遊は意外に賛成派。そうして同じ屋根の下で、再婚した両親たち共々と6人で暮らすことになり……光希は次第に遊に惹かれていきます。

 ちょっと非現実的ですが、この甘酸っぱいラブストーリーに夢中になった人も多いハズ。主題歌「笑顔に会いたい」を聞くと、未だに胸がキュッとなる人も多いのではないでしょうか。

 当時の少女漫画を代表作の一つで、2001年には台湾でドラマ化され、2018年には日本で実写映画化までされています。しかしアニメに関しては、1995年の劇場版を最後に製作されていません。

 王道とも言えるラブコメですが、だからこそ時代を超えて受け入れられるポテンシャルがあるのではないでしょうか。

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