アニメや漫画にはズレた性癖を持ったキャラが多くいますが、肉体的・精神的に責められてゾクゾクする「ドM美女」がいます。また、黙っていれば能力が高いのに……と、思ってしまうような残念な美女キャラも多く存在します。

◆快感スポットがズレてる“ドMキャラ”

 アニメや漫画には、普通では考えられない性癖を持っていて肉体的・精神的に責められて興奮するとんでもない「ドM美女」がいます。そんな変人キャラクター枠に、これまでとは異なる新しいタイプのドMキャラが最近ではさまざまな作品で登場。果たして彼女たちは、どの部分が人とズレており、どのようなポイントで興奮するのでしょうか?

●『銀魂』──銀さんに責められて興奮するドMさっちゃん

 猿飛あやめ(通称、さっちゃん)は惚れた坂田銀時にめちゃくちゃに罵倒されて、なぜかドMに目覚めました。

 以降は銀時のストーカーとなり、ぞんざいに扱われたり痛めつけられたりしては、快感を覚えて興奮する変態ぶりを発揮します。

 さっちゃんは言葉責めでも肉体的な責めでも興奮できる両刀使いで、放置プレイもイケる根っからのドMです。基本的に大好きな銀さんに責められて喜びを感じるため、一途なドMといえるでしょう。

 反面、さっちゃんは黙っていれば美人であり、正義感が強く、かつては幕府の隠密集団「御庭番衆」で働いていた優秀なくノ一でした。

 美人で能力が高いだけあって、変態ドMぶりとのギャップが際立ち、読者には心底残念なキャラクターとして人気があります。

●『薬屋のひとりごと』──毒を食らって興奮する猫猫

 猫猫(まおまお)は毒を自分の体で試すのを楽しんでいる新しいタイプのドMです。しかも、玉葉妃の毒見役として毒入りスープを飲んだときは、満足そうな恍惚の表情を浮かべていました。

 さらには「ふぐの毒」を飲みたいと言い出す始末で、過去には体を慣らせるためアレルギーがあるソバを食べて呼吸不全になったこともあります。死ぬ危険性が高いという点では、さっちゃんやダクネスより、ある意味アブないドMといえるかもしれません。

 薬や毒への知識欲・好奇心が人一倍強く、自分で試してみないと気が収まらない猫猫。そんなドMぶりを知る壬氏からは、変人を見るような目を向けられることも。

 しかし、人に痛めつけられたり、言葉責めで喜ぶシーンはないので、そういうのは好きではないと考えられます。好奇心旺盛な自虐型ドMなのでしょう。

 普段はソバカスの化粧をして醜女(しこめ)を装っている猫猫ですが、実際は美人です。薬屋としても有能であり、数々のトラブルを解決しています。

 なんだかんだ困っている人を放っておけない正義感が強いところも、さっちゃんとダクネスとの共通点と言えるでしょう。

詳しく読む⇒「アブないお姉さん」は好きですか? 快感スポットがズレてる3人の“ドMキャラ”

◆「残念すぎる」美少女キャラ

 料理が壊滅的に下手だったり、ドン引きする行動をしたり、とてつもないビビリだったり。外見はとてもかわいくて美人な子でも、どこか残念だな、と思わされる一面があります。

 とはいえ、残念エピソードが多い女の子だからこそ、意外と“デキる”シーンは、より魅力的に感じるのではないでしょうか?

●泣きじゃくって顔がぐしゃぐしゃに……『チェンソーマン』よりコベニ

 小動物のようにかわいらしい見た目の東山コベニですが、実は優秀な兄を大学に通わせるために親から強引にデビルハンターにさせられた不憫な子です。

 デビルハンターの先輩である姫野からは「引っ込み思案だけどかなり動ける」と評価されていますが、極度のビビリで怖がっているシーンが多い残念な子でもあります。

 そんなコベニの怖がる様子は第6話で観られます! 永遠の悪魔によってホテル内に閉じ込められ、脱出方法が見つからない事態にパニックになったコベニに注目です。

 ダブルピースをして誰よりもビビっていたコベニは、死の恐怖に襲われて涙、鼻水、ヨダレと顔がぐちゃぐちゃになるほど号泣してしまいます。これにはパワーも爆笑していて、不憫ですが笑っちゃいそうになるシーンでしたね。

 とても怖がりな印象が強かったコベニですが、姫野の言う通り「動ける」シーンもあります。第9話でサムライソードの襲撃があったときのことです。

 沢渡アカネの蛇の悪魔の攻撃や銃撃も避けるなど今までのコベニとは大違いの動きを見せてくれます! 自分で「ハイになっている」と言って、サムライソードの腕も包丁で切り落とすなど、デビルハンターとして優れている戦闘シーンがたまらなくカッコいい!

 おどおどしたコベニのことは守りたくなりますが、やればできる子! というギャップには、ファンが増えたのではないでしょうか。でも、近くにいると不幸なとばっちりを食らうかも……?

●料理がヘタで怪力だけどそこがいい!『SPY×FAMILY』よりヨル

 黒髪で正統派美人のヨルは凄腕の殺し屋として活動していますが、殺しに関すること以外はポンコツです。

 考え方が人とズレていて、物事を力ずくで解決しようとしがちです。アーニャがチンピラに絡まれたり、悪者が現れたりしたら、口よりも先に手が出てしまいます。殺し屋として鍛えられたヨルの力だと、ほとんど一発でケリがついています。

 普段は力をセーブして過ごしていますが、酔った時はリミッターが外れて、ロイドとも攻撃したこともあります。ヨルの強さを味わっているなら、殺し屋という正体に疑問を持ってもおかしくなさそうですが、不思議とロイドにはバレていませんね。

 そして、料理が壊滅的に下手という一面もあります。事務員の同僚・カミラに料理を教えてもらっていたのですが、何をやってもうまくいかず、味見しただけで倒れるほどのメシマズ。

 その中でも唯一うまくできたのが、母に作ってもらったシチューの再現です。これにはロイドとアーニャも美味しい! と大絶賛していました。苦手なことでも家族に喜んでもらいたい一心で努力する姿は母の鑑ですね。

 そんな残念美女ではありますが、不器用ながらも一生懸命に妻の役目を全うしている母の在り方はとても立派だなと思います。

 強くて努力家な奥さんなら、ご飯が不味くても我慢できるハズ。

詳しく読む⇒黙っていればカワイイんだけど……「残念すぎる」美少女キャラ3選!『銀魂』猿飛あやめ他

〈文/アニギャラ☆REW編集部 @anigala01

 

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