「マニアックなご褒美」「女性キャラと混浴」……“放送ギリギリ”な描写アリの冬アニメ4選

　ドラマ『不適切にもほどがある！』の影響を受けて昭和のアニメの過激な描写が話題に上がっていますが、令和に放送されたアニメでも過激な描写があります。

　特に2024年の冬アニメでは、少女がサディストに目覚めたり、主人公が美少女からマニアックなご褒美をもらったりなど、放送ギリギリを攻めた過激な描写がありました。

◆普通の少女が「サディスト」に目覚めていく──『魔法少女にあこがれて』

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　『魔法少女にあこがれて』の主人公・柊うてなは、魔法少女と敵対する女幹部となったことでサディストな一面を発揮し、魔法少女たちにSMのような攻撃を加えるようになりました。

　ある日、うてなは謎のマスコット・ヴェナリータから力を与えられ、悪の女幹部になります。魔法少女に憧れるうてなは魔法少女と敵対することに抵抗していましたが、ヴェナリータに脅されて魔法少女に攻撃をしていくうちに、内なるサディストの一面を開花させていきました。

　うてなは1話目からマニアックなくすぐりプレイを披露し、2話でも目隠しプレイなど過激なプレイを加えていきます。次第にプレイは過激さを増していき、あまりの責苦に途中で魔法少女のひとりが闇堕ちしかける始末。しかも、闇堕ちしかけた魔法少女がうてなに縋ると、解釈違いと冷たく接するドSっぷりを見せました。

　これらの過激な描写から、ファンの間で本作が今期一番の過激な作品ではないかとも言われています。

なお、この作品はその過激な演出から至るところに白い光が入り、大切なところが隠されていました。

　しかし、一部の動画配信サイトで配信されている「あこがれVer.」では、違いはあるものの白い光がおおむね取り除かれています。さらに、Blu-ray・DVDでしか見られない「超あこがれVer.」では、さらに過激な演出が加えられているようです。

◆主人公への「ご褒美」がマニアックすぎる！──『魔都精兵のスレイブ』

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　魔都の脅威から人々を守る姿を描いた『魔都精兵のスレイブ』では、思わず「うらやましい！」と思ってしまうご褒美がヒロインから主人公へ与えられます。

　このアニメは女性だけが異能力を手に入れられるようになり、魔都と呼ばれる異界から現れる醜鬼と戦う「魔防隊」を結成して、人々を守るストーリーが描かれていました。

　ある日、主人公・和倉優希は魔都に迷い込んだところ、魔防隊の羽前京香に助けられます。しかし、醜鬼に囲まれてしまい、状況は悪化。京香は状況を打破するべく、対象を奴隷にすることで力を引き出す自身の異能力で優希を奴隷にして醜鬼を倒しました。

　その後、彼女の能力の代償として奴隷が潜在的に望む褒美を与えなければならず、1話から熱烈なディープキスが披露されます。

　このほかにも、京香に股間を踏まれるご褒美や、ほかの組員からスカートを脱いだ状態で下半身を顔に押し付けられるご褒美など、マニアックで過激な描写が描かれています。

　本作もご褒美Ver.があり、そちらではより過激な描写が見られるようです。また、本作は2期の制作が決定しており、一期と同様に放送ギリギリの過激な描写に期待の声が上がっています。

◆異世界のヒロインたちと混浴──『名湯『異世界の湯』開拓記 』

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　『異世界の湯』は主人公の湯川好蔵が温泉の魅力を広めていくなかで、さまざまな女性キャラたちと混浴する羨ましい話です。

　このアニメは好蔵が異世界へ転生し、温泉につかっているところから始まりました。

　序盤から好蔵は一緒に転生してきた繭玉へ「服を脱いで全裸になりたまえ」と、温泉へ誘います。

　もちろん、繭玉は動揺しますが、自身の主に好蔵の言うことを聞くように言われていたため、彼とともに混浴しました。その後も、エルフの姉妹や女性の異世界の王、王のお世話係など、好蔵はさまざまな女性と混浴します。

　このアニメはほとんどが混浴シーンのため、女性の裸姿がこれでもかと言わんばかりに描かれていました。

　そんな過激な描写ながらも主人公にほとんど下心がないため、大人な雰囲気はあまりしません。

　しかし、「湯気なしver.」では湯気で隠されていた女性キャラたちの裸が見られるため、より過激な描写になっています。

◆女性と交われるのは主人公のみ──『悶えてよ、アダムくん』

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　世界で唯一女性と交われる主人公・園宮一樹と彼を取り巻く女性たちを描いた『悶えてよ、アダムくん』では、次々と主人公が女性キャラたちと交わっていきます。

　ある日、パンデミックで全人類がEDとなったなか、一樹だけが免れ、この世で唯一の女性と交われる男性になってしまいました。

　このことが知られると研究対象としてモルモット生活を送ることになると危惧した一樹は、秘密を悟られないように生活を送ります。

　しかし、全校生徒の9割が女性の学校では秘密を守ることが難しく、次々と秘密がバレてしまい、その度に一樹は彼女たちと交わっていくのです。

　さすがに「オンエア版」では女性と交わるシーンはカットされているものの、興奮して一樹に迫る女性キャラたちは放送ギリギリの色気を含んでいます。

　さらに、「プレミアム版」ではカットされた女性キャラたちとの行為が描かれ、「R-18」指定作品になっていました。「オンエア版」ももちろん過激ですが、より過激な描写が見たい人は「プレミアム版」を観てみるといいかもしれません。

　──このように令和のアニメでも放送ギリギリの過激な描写が描かれているうえ、昭和と比べるとよりマニアックな描写になっているように思われます。

　さらに、動画配信サービスやDVD・Blu-rayと選択肢の幅が広がり、テレビでは放送できないような過激な描写を見られるようになったのも特徴の一つといえるでしょう。

〈文/林星来 @seira_hayashi〉