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TVアニメ『アストロノート』

 泣き虫や怖がりという性格のちいかわ。ですが、いつも一緒にいるハチワレやうさぎよりも察しが良いこともあり、ちいかわが2人を助けることもあれば気持ちの変化に気づいて優しさあふれる行動を見せることがあります。

◆カメラを手に入れたハチワレの試し撮り

 以前うさぎがリサイクルショップで手に入れた怪しい杖を借りて「えいッ」といってハチワレが魔法のように出したカメラは、撮ったものが消えてしまう怪しいカメラだったのです。

 怪しいカメラだったこともあり、ハチワレはシャッターを切った瞬間にちいかわが消えてしまう夢を見てしまいます。飛び起きてまで「あのとき、撮らなくてよかった……」といって呟いてしまうほど、ハチワレは心の奥底には大きな不安を抱えていたのでした。

 労働を頑張ったことで念願叶って本物のカメラをようやく手に入れたハチワレは、嬉しそうにちいかわに報告をしたり嬉しい気持ちに満たされすぎてしまい「今日はまだいいのッ」と、しばらくはカメラを眠らせる日々を過ごしました。

 そして、いざカメラを首から下げて「最初の一枚、撮りまーすッ!」と、ちいかわにカメラを向けたとき、ちいかわを撮ると消えてしまう夢をハチワレは思い出してしまったのです。

 シャッターを切ろうとカメラを構えていたものの「夢のようにちいかわが消えるかもしれない……」と、ハチワレは不安や恐怖を感じてカメラを下ろしてしまいました。

 先ほどまで元気な様子を見せてくれていたハチワレであったものの、急に不安そうな表情を見せたハチワレに少し不思議そうに感じながらもちいかわは、ピースポーズを崩さずに待ってくれています。

 そんなちいかわに背を向けては「もうちょっと……試し撮りしよッ……カナ」と、近くに咲いていた花にカメラを向けてしまうハチワレ。急なハチワレの様子の変化に不思議そうに感じながらも、ちいかわはピースをしたまま手を下げてしまいました。

 日付が変わって翌日もカメラを持ってきてくれたハチワレですが「今日……も……やっぱり試し撮りにしよッ……カナ……」と、またしてもハチワレに背中を向けられてしまうちいかわ。待っていてくれていることもあり申し訳ない気持ちを抱きながらも「カメラで撮るとちいかわが消える夢を見たんだ……」といって不安な想いを伝えられないこともあり、ハチワレはわざとらしく誤魔化してしまいます。

 そんなハチワレの様子から何かを感じ取ったちいかわは「これをこうして……」と、近くの花にカメラを向けてハチワレがシャッターを切った一瞬のタイミングを狙って……ぴったりとフレームインしたのでした。

 ちいかわに向けてシャッターを切ったことで不安を抱いてしまうハチワレですが、ちいかわが消えていないことを確かめて「本物のカメラだもんッ」と安心。いつものかわいい笑顔を見せてくれました。

 友達であっても言葉をかわさず相手の想いを理解することは難しいものですが、ちいかわが相手の気持ちの変化に察しが良いこともあり、今回のような行動でハチワレの心を癒してくれたのでしょう。

 こうしてハチワレの心情を察して不安を取り除くようなちいかわの行動は、ハチワレを大切に想っている証拠であり「楽しくカメラの時間を過ごしてほしい」という優しさであふれていました。

◆むちゃうまプリンのキャンペーンで当てたすき焼き

 「むちゃうまプリン おうちですき焼きキャンペーン」のすき焼きを当てたちいかわ。当選したすき焼きセットが入った箱を持ちながらハチワレとうさぎの元へ駆け寄ると嬉しさのあまり、思わずスライディングしてしまいます。

 そんなちいかわの様子にびっくりしながらもすき焼きセットが当たったことを聞くと、ちいかわと同じようにジャンプしながらハチワレも一緒に喜んでくれました。ちいかわに「みんなで一緒にすき焼きをしようッ」といって誘われると、びっくりしながらも喜ぶハチワレと少し控えめに喜びの奇声を聞かせてくれたうさぎ。

 すき焼きに当選したことを喜びで表現するようにみんなで一列に並びながら「すき焼きソング」を3人で歌っていると「すき焼きですか?」と、ポシェットの鎧さんが声をかけてきました。

 挨拶もそこそこにすき焼きを当てたことを伝えると「作れるの? すき焼き」と、ポシェットの鎧さんに心配されてしまう3人。当選したことだけを喜んでいたちいかわたちは「忘れてたッ……」とでもいうように顔を見合わせながらポカンとしてしまいます。

 「作り方、知らないッ」といって笑顔を見せる3人に、ポシェットの鎧さんはなんだか愛おしさを感じてちいかわのおうちですき焼きの作り方を教えてくれます。

 心優しいポシェットの鎧さんゆえに、すき焼きの作り方から卵の買い出しまで手伝ってくれる様子に、キュンキュンした人も多いかもしれません。

 ポシェットの鎧さんの合図でみんなで一緒に卵溶きタイムをすると、かわいい表情を見せてくれながらすき焼きを食べ始める3人。食べ方にもそれぞれの個性が出ていて、ほっこりした人も多いでしょう。すると、そんな中……ちいかわは何かを考えるように箸を見つめたまま止まってしまいました。

 ちいかわは「ポシェットの鎧さんに作り方を教えてもらったのに……」と、自分たちだけですき焼きを食べることに申し訳ない気持ちを抱いてしまったのかもしれません。「どうぞッ」と、ポシェットの鎧さんにすき焼きを分けようとします。

 そんなちいかわの優しさに驚きながらも、小さな子からさすがにもらえないと「いいよ、いいよ! お腹いっぱいだからねッ」といって慌てて遠慮していたポシェットの鎧さん。自分が食べたい気持ちよりも周りに目を向けて「ポシェットの鎧さんも食べたいはずだよね……」といってどんなときも相手を気遣えるちいかわだからこそ、いつもちいかわの周りには心優しい友達がそばにいてくれるのかもしれません。

◆小さな嘘で寄り添った「ほめられリボン」

 草むしり検定に落ちたちいかわにうまく寄り添うことができずに「同じ気持ちじゃないとき、どうすればいいんだろう……」と、ハチワレは合格したのに深い悲しみを抱いてしまいました。

 ですが、試験に落ちてちいかわは辛いはずなのにもかかわらず、ハチワレのためを想って合格のお祝いとして、ちいかわjはハチワレに似たクッキーをプレゼントします。そんな悲しみと嬉しさの2つの気持ちが込められたクッキーのリボンは、鎧さんたちやちいかわ・うさぎにも自慢するほどいつしかハチワレの大切な宝物になっていたのです。

 ですが、そんなある日の掃除中……花瓶を洗うために段ボールの机に大切にリボンを置いてそばを離れてしまった隙に、小鳥に大切なリボンを取られてしまいます。きれいになった花瓶を手に戻ってきたハチワレはリボンがないことに気づくと少し焦りながらも、先ほどの自分の行動を思い返しながらリボンが落ちていないかと探し回ります。

 クッキーのリボンにはハチワレだけではなく、ちいかわが試験に落ちてしまった気持ちとハチワレの合格をお祝いしたい気持ち……2人の想いが詰まっています。そんな想いが込められていたため、正直にリボンをなくしてしまったことを伝えるべきなのか、ちいかわを悲しませないためにも隠すべきか一緒に遊んでいても深く悩んでしまうハチワレ。

 ですが、ちいかわを大切に想っているからこそ「せっかく選んでプレゼントしてくれたのに……」といった罪悪感であったり、ちいかわにもらったときの想いや思い出が同じだったこともあり、どんなものよりも大切にしていたリボンだったからこそ隠していることはできなかったのかもしれません。

 たくさんの涙を流し声を詰まらせながら「あのねッ……なくしッ……ッ……なくっ……なくなっちゃった……もらった……リボン……」と、大切なリボンをなくしてしまったことをハチワレはちいかわに伝えます。

 こんなにもたくさんの涙を流しながら一生懸命に伝えてくれるハチワレに、心配そうに寄り添いながら「怒るわけないよ」という優しい気持ちを伝えるようにちいかわは笑顔を見せてくれます。すると、大きく手を振りながら「リボンがなくても思い出があるよ!」と、ちいかわはハチワレに元気を与えるのでした。

 ですがちいかわは、別れた後もたくさんの涙を流していたハチワレのことが心配だったのでしょう。改めて同じブルーのリボンが結んであるクッキーを手にハチワレの元へ向かうと「世界にいっこしかないのにッ……」と、目に涙を溜めながら家中を探し回っているハチワレを目にします。

 そんなハチワレの姿を目にすると「このまま新しいものをプレゼントして良いのかな」「新しいものをあげても悲しい気持ちは癒えないのでは……」と、寄り添うあまりクッキーを手に深く悩んでしまいます。

 ハチワレの気持ちに寄り添い一生懸命に考えて出したちいかわの答えは……クッキーをそのまま渡すのではなく、リボンが見つかったことを装うこと。深く悲しんでいたハチワレを癒すために小さな嘘をついてしまうものの、ちいかわのドジさゆえにそんな嘘もハチワレにバレてしまっては「思い出が重なったみたいッ」と、笑みがこぼれてしまうハチワレでした。

 多くの場合「思い出があるよ!」と励ましてリボンを諦めてしまうもの。ですが、ハチワレがどれほどリボンを大切にしていたのか知っていたため、ハチワレの想いに寄り添ったり笑顔にさせてあげたいと再びプレゼントをしようとちいかわは考えたのかもしれません。

 「世界にいっこしかないのにッ……」というハチワレの言葉を聞いて想いをくめる部分も優しさであふれる行動であり、心からハチワレのことを大切に想っているからこそできてしまうのでしょう。

 

 ──泣き虫で怖がりというマイナスな部分を持っているちいかわ。ですが、人よりも少し繊細な部分を持っているからこそ「なんだか元気がないように見える……」「何かあったのかな」など特別言葉にせずとも相手の雰囲気を察しては、想いをくむことができるところはちいかわの魅力といえます。

 誰に対してもいつも優しさを与えることができるため、困ったり悩んだりしたときには同じように手を貸してくれたり笑顔にさせてくれる友達ちいかわの近くにいてくれるのでしょう。

〈文/柳瀬蓮 @_prince0807_

《柳瀬蓮》

元キャバ嬢ライター。脚本、エッセイ、アニメ以外では主にスピリチュアルや恋愛について、さまざまなメディアで執筆中。赤髪やピアスで派手な見た目をしているものの中身はふわふわしている人。誰かを傷つけてしまわないような記事を心がけています◎。10年の夜職経験を生かし『アニギャラ☆REW』では「アニメで学ぶ恋愛術」を連載中。

 

※サムネイル画像:Amazonより

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