<この記事にはTVアニメ、原作漫画『葬送のフリーレン』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>

 一級魔法使い試験編が始まったTVアニメ『葬送のフリーレン』は、第一次試験で大陸魔法協会の創始者であるゼーリエが登場し、大きく話題になりました。

 過去の回想からフリーレンとも大きく関わりがありそうな人物ですが、2人はどのような関係なのでしょうか? 

◆ゼーリエとフリーレンの関係性は?

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

<画像引用元:https://frieren-anime.jp/story/ep21/ © 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会>

 ゼーリエとフリーレンの関係は、TVアニメ「第21話 魔法の世界」で明らかになりました。

 フリーレンの師匠のフランメがフリーレンとゼーリエを会わせたときに、ゼーリエが「気まぐれで育てた弟子がもう孫弟子を連れてきおった」といっていたのです。このことから、ゼーリエはフランメの師匠であり、フリーレンはゼーリエの孫弟子にあたることが分かります。

 そんな関係の2人ですが、関係は良好とはいえないようです。それは、2人の性格や魔法に対する考えかたの違いなのだと考えられます。

 フランメがフリーレンとゼーリエを会わせたときに、ゼーリエは野心のないフリーレンを見て「やはり駄目だこの子は」といっていました。ゼーリエはフランメに「戦いを追い求めるあなたには魔王を殺せない」といわれており、彼女は交戦的な性格であることがうかがえます。

 また、第一次試験のときに、リヒターが「大魔法使いゼーリエは──魔王軍との長い戦火の時代の、洗練された魔法使いを未だに追い求めている」と言っていたことから、ゼーリエは野心に満ちた苛烈な魔法使いを求めつづけているのでしょう。そのためか、フリーレンは「私は未だにゼーリエが望むほどの魔法使いにはなれていない」と言っていました。

 しかし、そんな相いれない2人でも実力を認めたり信用をしたりしているようです。

 ゼーリエはフリーレンに初めて会った時に、「強いな」といい、彼女の実力を認めていました。一方、フリーレンは第三次試験の時に「ゼーリエの直感はいつも正しい」といっており、彼女の直感を信じているようです。

 相いれない2人ですが、2人とも強者だからこそ、おたがいの実力や直感を信用しているのでしょう。

◆ゼーリエとフリーレンはどちらが強い?

 ゼーリエは「大陸魔法協会の創始者」という肩書をもち、フリーレンは「葬送のフリーレン」という肩書をもっています。そんな強者の風格がにじみ出る肩書をもつ2人は、はたしてどちらが強いのでしょうか。

 結論を先に述べると、ゼーリエのほうが強いと考えられます。

 第二次試験が終わった後に、ゼーリエは予想以上に合格者が残ったために、第三次試験は自身が行うと話していました。このときにフリーレンの話題になり、一級魔法使いのレルネンはフリーレンが魔力を制限しているのを見抜き、彼女の実力を「絶大な魔力です。ゼーリエ様に匹敵するほどの」と言います。

 このことから、フリーレンが匹敵するのは魔力制限したときのゼーリエであり、ゼーリエのほうがフリーレンより膨大な魔力を持っているといえるでしょう。

 さらに、2人の間には覚えている魔法の量にも差があります。

 フリーレンは行く先々で魔法を収集しており、忘れることもありますが、膨大な魔法を覚えています。作中でも戦闘魔法以外にも、「鳥を捕まえる魔法」や「底なし沼から引っこ抜く魔法」などの民間魔法を使っていました。

 しかし一方で、ゼーリエはフリーレンをしのぐほどの魔法を覚えていると考えられます。

 ゼーリエは「生ける魔導書」と呼ばれ、ほぼすべての魔法を網羅しているといわれています。作中で魔法を使っている姿こそ少ないですが、それこそ神話の時代に存在したとされる伝説級の魔法まで覚えており、フリーレンよりはるかに魔法を覚えていると予想できます。

 これまでの活躍からフリーレンも圧倒的な実力を持っていますが、魔力差や覚えている魔法の差から、フリーレンよりゼーリエのほうが強いといえるでしょう。

◆ゼーリエが魔力制限している理由は?

 ゼーリエはフリーレンが魔力制限の修行に生涯をささげたことを非効率だと言っていましたが、彼女も魔力制限をしています。なぜ非効率だと評した技を使っているのでしょうか。

 その理由はまだ明らかになっていませんが、考えらえる理由として、相手を試すため使っているのかもしません。

 ゼーリエは第三次試験を始めるにあたり、レルネンが彼女の魔力の揺らぎを見抜けなかったことをとても残念がっていました。そして、第三次試験が始まり、フェルンがゼーリエの魔力の揺らぎを見抜くと、嬉しそうな表情をして「私の弟子になれ」と誘っています。

 このゼーリエの反応から、彼女は自身の魔力の揺らぎを見抜ける才覚がある人物を待ち望んでいたのかもしれません。ゼーリエは過去の回想で「魔法は特別であるべきだ。才ある者以外に教えるつもりはない」と発言していたこともあり、才あるものの登場を待っていたと考えられるでしょう。

 ──一級魔法使い試験編から本格的に登場したゼーリエですが、フリーレンをはるかにしのぐ実力を持っていることから、ファンのなかで作中最強キャラにもあげられます。

 そんな彼女はまだ原作でも1回しか戦闘シーンが描かれておらず、本格的な実力はいまだ謎に包まれたままです。彼女の全力はどれほど強いのか、また描かれる日がくるのか、気になるところです。

〈文/林星来 @seira_hayashi

《林星来》
フリーライターとして活動中。子供の頃から培ってきたアニメ知識を活かして、話題のアニメを中心に執筆。アニメ以外のジャンルでは、葬儀・遺品整理・金融・恋愛などの記事もさまざまなメディアで執筆しています。

 

アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト
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