サトシは10歳にしてピカチュウや仲間たちと旅に出ていますが、日本では義務教育の真っただ中。ネットで視聴者から「サトシはなぜ小学校に行かないのか?」という疑問が投げかけられたこともあります。
◆10歳で結婚も就職も自由
TVアニメ版の設定では、10歳になるとポケモントレーナーとして旅立つことが許されていますが、1997年出版の小説版『ポケットモンスター The Animation VOL.1』(出版社:小学館)で、その理由について明かされています。
同作の世界線には「小学校卒業みんなが大人法」、略して「小卒大人法」、別名「10歳大人法」という法律が存在し、10歳で小学校卒業、中学校は希望する人のみが通うのだとか。
また、10歳の誕生日を迎えた次の年の4月には「ポケモン捕獲の免許」を取得でき、モンスターボールを持つことが許されます。
さらに10歳から親の承諾なしに結婚・就職など自分の進路を決められます。
反面、10歳を過ぎて犯罪に手を染めると大人と同じように処罰される、納税の義務があるなど、大人としての義務も負います。
──つまり、ポケモンの世界では10歳は立派な大人。サトシは自由に夢を追いかけているように見えますが、大人としての責任を背負っているのです。
〈文/相模玲司〉
《相模玲司》
大学卒業後、編集プロダクションに入社。メンズファッショ誌の編集に従事したのち、フリーランスの編集・ライターとして独立。アニメ・漫画関連のムック本の制作や、週刊誌のWeb版の取材記事の作成に携わる。
※サムネイル画像:Amazonより 『DVD「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 完全版/ピカチュウのなつやすみ」(販売元:メディアファクトリー)』



