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※この記事にはTVアニメ・原作小説『Re:ゼロから始める異世界生活』のネタバレが含まれます。ご注意ください。

※本記事はTVアニメ・原作小説『Re:ゼロから始める異世界生活』に関するライター個人の考察・見解に基づくものであり、公式の設定や見解とは異なる場合があります。

 『Re:ゼロから始める異世界生活』(以下、『リゼロ』)のレムですが、実はいまだに判明していない謎がいくつかあります。その中でもとりわけ大きな謎となっているのが、スバルの「魔女の残り香」を嗅ぎ分けた方法……。実は、この方法が鬼族の誕生の秘密にもつながっていそうなのです。

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◆BD購入者だけに明かされた真相

 TVアニメ『リゼロ』1st seasonで描かれたように、ロズワール邸での2度目のループと3度目のループでスバルはレムによって命を奪われてしまいます。その直接の原因となったのが、スバルが発していた「魔女の残り香」という瘴気です。

 この「魔女の残り香」には、精霊ベアトリスを除けば、屋敷の人間ではレムしか気づいていませんでした。しかし、どうやってレムが気づいたのかについては、原作でもアニメでも語られていないのです。

 実はこの答えのヒントが、TVアニメ2nd seasonBD全巻購入特典としてついてきた小説『ゼロカラカサネルイセカイセイカツ』にて明かされています。その中で“強欲の魔女”エキドナが、「鬼族は瘴気を感知できるように作られた種族だ」と爆弾発言をしているのです。

 ちなみに、特典小説はWeBサイトに公開されている同名の小説を加筆修正したものなので、衝撃の事実はBD購入者にしか明かされていません。

 これ以上の詳しい情報は明かされませんでしたが、エキドナの発言から分かることが2点あります。まず1つ目は、レムが鬼族だから「魔女の残り香」を感知できたという事実。そして2つ目は、鬼族が何者かによって作られた可能性が高いことです。

◆感知方法はレムの鬼の「角」

 エキドナの発言で気になるのは、鬼族なら瘴気を感知できるという点……。なぜなら同じ鬼族であるラムは、スバルの「魔女の残り香」に気づかなかったからです。

 このことから、レムは鬼族の特別な嗅覚で「魔女の残り香」を感知したわけではなく、姉妹の違いである「角」で感知した可能性が高いと考えるのが自然でしょう。

 鬼族にとって角は魔力の源となる重要な器官で、周囲のマナを取り込むことで生きているという設定があります。それゆえに角を失ったラムは自分でマナを補給できず、アニメでも描写されているように度々ロズワールからマナの補給を受けているのです。

 ちなみに原作では、「魔女の残り香」は魔女に毒されたマナだと解説されています。このことからも、マナを取り込める角で「魔女の残り香」を感知したというのは辻褄が合うのです。

 つまり、スバルから発せられる「魔女の残り香」に気づいた方法は鬼族の「角」で、屋敷内で唯一正常な「角」を持つレムだけが気づけたことにもつながってきます。

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◆鬼族は魔女に作られた存在?

 さらにエキドナの発言で注目したいのが、鬼族が何者かによって作られたという可能性についてです。結論からいうと、鬼族はやはり魔女に作られた可能性が高いでしょう。

 根拠は大きく2つあります。まず1つ目の根拠が、「魔女の残り香」を感知できた人物たちの共通点です。現在アニメ化している4th seasonまでで、スバルの「魔女の残り香」を感知できた人物は次の通りです。

 レム、ベアトリス、ペテルギウス・ロマネコンティ、リューズ・シーマ、そして4th seasonのキービジュアルにも登場している新キャラのシャウラとなります。

 ベアトリスはエキドナによって作られた人工精霊であり、リューズもエキドナが作り出した個性を持った複製体(クローン)です。そして、ペテルギウスは魔女教の大罪司教であり「怠惰」の魔女因子を保有しています。その上、“嫉妬の魔女”サテラを信仰しており、エキドナが作った「叡智の書」の劣化版である「福音書」も持っているという、魔女に縁のある人物です。

 この通り、「魔女の残り香」を感知できる全員には「魔女の被造物」または「魔女因子の保有者」という魔女絡みの共通点があります。この共通点から見ても、鬼族が魔女によって作られた可能性は十分に考えられるでしょう。

 さらに、根拠の2つ目が、鬼族が魔女に生み出された魔獣と共通点が多いことです。TVアニメ第34話でも明かされた通り、魔獣は“暴食の魔女”ダフネが食料問題の解決のために生み出した生物です。実は、この魔獣と鬼族の間には共通点がいくつかあります。

 たとえば、特徴的な角を持っている点です。TVアニメで登場したウルガルム、それに白鯨や大兎などを見ても分かる通り、基本的に魔獣は角がついたデザインをしています。

 それに魔獣がスバルの瘴気を感知できる点も共通しているでしょう。TVアニメでも描かれている通り魔獣は、常に「魔女の残り香」がただようスバルをねらっています。実際、スバルはそれを逆手に取って、自分を囮にした作戦で白鯨や大兎討伐に貢献していました。

 さらに角を折った者に服従する性質を持つ点も似ているかもしれません。こちらは作中で明かされている設定ですが、魔獣は角を折った者に服従します。服従とはいえませんが、奇しくもラムは角が折られた原因となったロズワールに恋をしており、レムは角を殴られたスバルに恋をしているという類似点があります。

 このほかにも、生来の気性の荒さが共通しているなど、鬼と魔獣には何かしらの関わりが示唆されているのです。魔女との関連が深い人物との共通点、そして魔女が生み出した生物との共通点も多いことから、やはり鬼族の正体は何かしら魔女絡みの生き物だと推察できるでしょう。 

 

 ──魔女であるエキドナが鬼族を「作られた種族」と言及していることから、彼女が制作者の正体を知っていることは間違いないでしょう。もしかしたら、今後鬼族の秘密が明かされるとき、スバルとレムの前には再び乗り越えるべき「試練」が訪れるのかもしれません。

〈文/fuku_yoshi〉

《fuku_yoshi》

出版社2社で10年勤め上げた元編集者。男性向けライフスタイル誌やムックを中心に、漫画編集者としても経験を積む。その後独立しフリーライターに。現在は、映画やアニメといったサブカルチャーを中心に記事を執筆する。YouTubeなどの動画投稿サイトで漫画やアニメを扱うチャンネルのシナリオ作成にも協力し、20本以上の再生回数100万回超えの動画作りに貢献。漫画考察の記事では、元編集者の視点を交えながら論理的な繋がりで考察するのが強み。最近では、趣味で小説にも挑戦中。X(旧Twitter)⇒@fukuyoshi5

 

※サムネイル画像:TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』オフィシャルサイトより 『TVアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」第8話 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会』

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