10月4日(金)放送の第14話から、2クール目に突入する『Dr.STONE』。秋アニメのシーズンでも引き続き本作を楽しめるのはとても嬉しく、これからも多くのファンを獲得して人気が上昇してほしい「週刊少年ジャンプ」の人気作品です。
でも観ていない人にとっては、これから秋アニメが始まるし、面白い新作が次々放送されるから、わざわざ強いて観なくてもいいかなあ~、って感じですよね……。あとレンタルとかして課金しないといけないし。
う~ん、新たな『Dr.STONE』ファンを獲得するのは中々難しいかも知れません。それでもですね、声を大にして言いたい。『Dr.STONE』はすごく面白い! と。
その面白さを作り上げているのは、大きな2つの柱のコラボにあります。
この2つのコラボに、またはどちらかに、心が揺れ動いた。「唆(そそ)るぜ、これは!」と感じた人は、『Dr.STONE』にハマると確率が高いと思います。
では、その2つのコラボとは何か? それは―――
『Dr.STONE』の「異世界」はすごくリアリティのある「異世界」
“異世界”という言葉を聞くと、魔法や魔物などが存在するファンタジーな世界に、チート級の力を授かった主人公が転生するイメージ思い浮かびますよね。強い主人公が別世界で大活躍する姿はテンションが上がります。でもそれはちょっと定番過ぎてマンネリな部分もある。それでも、未知なる世界へ主人公が冒険する姿に、好奇心が抑えきれない、ワクワクするぜッ! って方には『Dr.STONE』は超オススメです。
まず『Dr.STONE』も異世界を扱っているのですが、この異世界が一味違う。すごくリアルティのある異世界。舞台は我々のよく知る、ネットやスマホなど現代文明が繁栄している地球。その地球に突如、謎の光が降りかかる。すると人類の体が急に石化するのです。そのまま数千年以上の間、人類は消え去り、現代文明も姿を消し、地球は大自然に覆われた樹海のような世界になってしまうのです。そんな世界に、主人公である石上千空が突如、体の石化が解かれ復活する。ここから千空はどうこの変わり果てた世界で生き、冒険していくのか、ワクワクさせられます。また、どんな特殊能力があるのかすごく気になるところ。でもこの主人公の千空、チート級の魔法や特殊な能力を使うとか一切ありません。しかしです、ちゃんと異世界に降り立った主人公につきもののチート級の特別な力を実は持っているのです。それが“科学”です。
物語のキーワードは“科学”
“科学”は、誰もが学校の授業で習った事があるもの。千空はこの“科学”に関する知識が人並み外れたものを持っているのです。この科学知識を駆使し、人類石化の解く方法を、長い年月と、幾多の科学実験を繰り返し解決策を見つける。さらには全人類の救出のため、人類石化の謎を解くため、千空は大自然のみに覆われた太古の地球を冒険していく。その道中には色んな困難が待ち受けています。でもそれを、持ち前の科学知識を利用し、“科学実験”という名の現代的な魔法で乗り越えていくのです。そのリアルさがすごく親しみやすく、観ていてもう夢中になります。まるで学校の科学実験を楽しんでいた学生のような気分で。
――さて、『Dr.STONE』の面白さ、魅力について紹介させて頂きました。『異世界』×『科学』のコラボ。このアニメが気になる! 観てみたい! と少しでも感じて頂ければ嬉しい事この上なしです。
そんな方はぜひ、YouTubeで、無料で1話を観る事ができますのでおススメします。「唆(そそ)るぜ、これは!」と、つい口にしてしまう新たにファンが増えたらいいなあと思う今日この頃です。
(Text/おみくじ Edit/鳥丸ちとせ)
©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会