令和になってもドアンは変わらない？『機動戦士ガンダムククルス・ドアンの島』が教えてくれた意外なこと

2022年6月5日

ネジムラ89

◆グレードアップした「令和版」戦闘シーン

　そして、そんなドアンとサザンクロス隊の衝突をしっかり見せてくれるのが、もう一つの大きく肉付けをした部分である戦闘シーンです。

　TVアニメシリーズでこそ、モビルスーツ同士の対峙も限られたシーンでしか登場していませんでしたが、今作ではしっかり要所でガンダムをはじめとしたモビルスーツの活躍を追加する形で用意してくれています。

　従来のTVアニメシリーズを思わせるような演出を用いながらも、セルルック3DCGアニメーションでグリグリ動くモビルスーツの姿には、40年以上の時を経るとこうなるのか、という令和ならではの感動があります。

　そして、やはりと言っていいのがドアンの強さです。ヒートホークと呼ばれる斧型の武器をすっかり見慣れたように思っていましたが、ドアンの振るうヒートホークにはしっかり恐怖を感じさせる強さが描かれています。

続いて‼サザンクロス隊の搭乗する
【高機動型ザク設定画公開💥】

①MS-06GD 高機動型ザク（地上用）エグバ機

『機動戦士ガンダムククルス・ドアンの島』
2022年6月3日（金）全国ロードショー

＼公開まで約2⃣か月／#ククルス・ドアンの島 #機動戦士ガンダム #サザンクロス隊 #高機動型ザク pic.twitter.com/xbeOxGfdJb

— 機動戦士ガンダムククルス・ドアンの島 (@g_cucuruzdoan) March 30, 2022

　さらに、前述したサザンクロス隊に関しては、今作で初登場となる新モビルスーツ「MS-06GD 高機動型ザク（地上用）」に乗り込んで登場。搭乗するメンバーそれぞれの機体ごとにマイナーチェンジが施されており、高機動型という名前に恥じないスピーディーなアクションを披露してくれます。

　もちろん主人公機体のガンダムの活躍も描かれているのですが、『機動戦士ガンダムククルス・ドアンの島』では、それに負けないぐらいザクが大活躍！　ガンダム単体も良いけれど、“ザクと並んでいるともっと画になるよね”ということを再発見させてくれる作品となっていたのです。

〈文/ネジムラ89〉

《ネジムラ89》

アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは『読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレター』を配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi

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ネジムラ89

アニメ映画ライター。『FILMAGA』、『めるも』、『リアルサウンド映画部』、『映画ひとっとび』、『ムービーナーズ』など現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。映画『ミューン月の守護者の伝説』や映画『ユニコーン・ウォーズ』のパンフレットにライナーノーツを寄稿するなどその活動は多岐にわたる。noteでは『アニメ映画ラブレターマガジン』を配信中。