’10年に発売されたアイドルとの恋愛が楽しめるゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪』。
先日、その続編である『うたの☆プリンスさまっ♪-Amazing Aria-』と『うたの☆プリンスさまっ♪-Sweet Serenade-』のPS Vita移植版の発売が発表されました。
『うたプリ』がアニメファンからも周知されるようになったのは、’13年に放送された『うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%』です。
このアニメから『うたプリ』に触れた人も多いのではないでしょうか?
その後も続編、『マジLOVE2000%』、『マジLOVEレボリューション』、そして『マジLOVEレジェンドスター』が放送される中、アニメ版『うたプリ』は、ゲーム版の設定がどんどんプラスされたストーリーになり、盛り上がりをみせています!
今回は、そんな『うたプリ』の“今だから知っておきたい”ゲーム版の設定や、キャラクターの魅力をご紹介します。
◆「アニメもゲームも大好きでもうプレイ済みだよ♡」という人はこちらの記事を見てみて!
そもそも『うたプリ』てどんなゲーム?
『うたプリ』のアニメは大好きだけど、「ゲーム版はまだプレイしたことがないなあ」という人も多いハズ。
そこでここでは、簡単に、ゲーム版『うたプリ』のヒストリーをご紹介しちゃいます。
『うたの☆プリンスさまっ♪』は、アイドルや音楽家をめざす生徒が集まる“早乙女学園”で繰り広げられる女の子と、アイドルの卵たちとの恋愛アドベンチャーゲームとして’10年6月、メディア展開がスタートされました。
主人公・七海春歌(名前変更可)とペアになり、卒業式に行われる新人発掘オーディションでの優勝を目指すというストリーで、当初はアイドルとの恋愛タブー感が乙女の間で話題になるとともに、宮野真守さんや、鈴村健一 さんなどの人気声優が多数起用されたため注目が集まりました。
ゲームではキャラクターごとにルートがあり、まずはAクラスの一十木音也、聖川真斗、四ノ宮那月をクリアすると、Sクラスの一ノ瀬トキヤ、神宮寺レン、来栖翔のルートがプレイ可能。
さらにその6人をクリアすると、隠しルートとしてファンタジー要素のある、愛島セシルとのルートがプレイできます。
そして、同年12月にリリースされた、『うたの☆プリンスさまっ♪-Amazing Aria-』(’10年)では、上であげた6人の他に、攻略キャラクターとして愛島セシルのメインルートと、シャイニング事務所の社長・シャイニング早乙女のルートが、『うたの☆プリンスさまっ♪-Sweet Serenade-』(’11年)では早乙女学園のAクラスSクラスの教師であった、月宮林檎と日向龍也とのルートが楽しめました。
さらにその続編である『うたの☆プリンスさまっ♪Debut』(’12年)では、事務所の先輩である寿嶺二、黒崎蘭丸、美風藍、カミュの4キャラクターが追加され、この先輩キャラクターたちも人気を集め、『うたの☆プリンスさまっ♪All Star』('13年)では攻略キャラクターとして登場するようになります。
そしてAll Starの1年後を描いた『うたの☆プリンスさまっ♪All Star After』が’15年3月に発売されました。
’17年現在、ゲーム版『うたプリ』は6タイトル(リメイク版を含めると現在8タイトル)も製作され、乙女たちを中心に人気を集め続け、その結果、アニメも4期まで放送され一大コンテンツに急成長を遂げたのです!
アニメ版とゲーム版の違いって??
ゲーム版はひとりひとりを攻略していくのに対し、アニメ版は6人全員でデビューをするというストーリーでした。
これには1クールのアニメの中で6人のストーリーを掘り下げるには時間がないということ。
また、アイドルの成長ストーリーを重視して描き“ST☆RISH”というアイドルグループをゴールとして描いたのが、アニメ版『うたの☆プリンスさまっ♪』だったのです。
そんな『うたプリ』のアニメ版とゲーム版のキャラ違いについて、早乙女学園時代を中心にご紹介します。
◆一十木音也
まず、一十木音也ですがアニメの方が声が高く可愛いキャラクターとして描かれています。
ゲームでは一番積極的で恋愛禁止の校則を無視してヒロインに猛アピールをかける肉食男子! それ故に、ユーザーから「退学王」などと言われる一面も……。
◆聖川真斗
聖川真斗は、聖川家の御曹司で真面目なキャラクターであることは一貫していますが、妹がいるという設定はあアニメでは出てきません。
ゲーム版では妹の真衣のことを溺愛しており、普段はクールな真斗も妹の前ではデレデレになるギャップが見られるんです!
◆四ノ宮那月
四ノ宮那月はアニメでも描かれていた通り砂月という裏の顔を持った二重人格。
幼い頃に作曲した曲がヴァイオリンの先生に盗作されてしまい、これ以上心に傷を負わないようにと生まれたのが砂月です。
過去のトラウマに関してはアニ4期でやっと語られましたが、ゲームではより重いストーリーとして描かれています。
◆一ノ瀬トキヤ
一ノ瀬トキヤは、身分を隠し人気アイドルHAYATOの双子の弟として早乙女学園に入学してきますが、ゲーム版ではアニメのように前事務所の社長やマネージャーは出てきません。
また特典CDで、太りやすく昔はかなり太っていたという過去が公開されました。
◆神宮寺レン
神宮寺レンは神宮司家の三男であり女性をレディと呼ぶプレイボーイ。
そして真斗の幼馴染でありライバルです。
アニメでもその設定は生かされていますが、ゲーム版ではヒロインとの練習には行かずあまり話を聞いてくれないツンな一面があるのです。
さらに、アニメよりも顕著に真斗につっかかります。
この聖川家と神宮寺家の喧嘩にはお付きのじいや達も参戦してくるのですが、それが笑どころでもあり見どころでもあったりします。
◆来栖翔
そして、来栖翔ですが、彼の重要な設定についてアニメでは一切触れられていないのです。
まず彼には双子の弟・薫がいるのですが、アニメには出てきません。
さらに翔は心臓病を抱えており、それを乗り越えてアイドルになろうとします。
なぜこの設定がアニメ版ではなくなってしまったのか理由はわかりませんが、元気で明るく男気あふれるキャラクターであることはアニメもゲームも一緒です!
――今回は早乙女学園時代の設定との違いを主に取り上げたため、当初のメインキャラクターである6人についてご紹介になりましたが、アニメのみに触れていた人には知らない情報もあったでしょうか?
PS Vita版『うたの☆プリンスさまっ♪』が発売された今、ゲームをプレイしてこなかった人にもぜひ、興味を持っていただきたいと思います。
今までキャラクターたちが歌ってきた楽曲やアニメのストーリーに深みが増して、見方が変わるかもしれませんよ。
5月には西武ドームでの6th LIVEが決定している『うたプリ』。
アニメ4期の終わりには次回作を期待させるようなメッセージもあり、今後もますます『うたプリ』から目が離せそうにありません!!
(Edit&Text/きさらぎなぎさ)
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うたの☆プリンスさまっ♪Portal Site
©早乙女学園 / Illustration 倉花千夏
うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター 公式サイト
©UTA☆PRI-LS PROJECT