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 2018年3月まで「銀ノ魂篇」の前半戦が放映され、おそらく原作消化のスピードの問題からいったん放送休止中の人気アニメ『銀魂』。2006年の放送開始から紆余曲折を経て、10年以上も続く人気アニメでもある『銀魂』は、これまでに数多くのキャラクターが登場してきました。

 特に長篇ストーリーでは新規にキャラクターが登場し、その後も何らかの形でストーリーに関わっていきます。また登場当初からどんどんネタポジションに変わっていくキャラ崩壊も一つの魅力! 桂小太郎なんかはその代表的なキャラクターですよね。

 私は数多のキャラクターの中で「かぶき町四天王篇」に登場するキャラ、泥水次郎長がお気に入りなのです。「かぶき町四天王篇」は銀魂の長篇の中でも特にかぶき町特有の「人情」がピックアップされたストーリーであり、お登勢と次郎長の過去や銀時とお登勢の邂逅が明かされたりと、長年の思いが知られる深いドラマが人気となっています。

 ここでは長篇「かぶき町四天王篇」に重点を当て、かぶき町四天王の魅力を探っていきます。

女帝 お登勢

 ご存知万事屋銀ちゃんが事務所を構える家の家主であり、スナックお登勢のオーナー。本名は寺田綾乃。まさに人情家とも呼べるかぶき町の顔であり、行き場の無かったキャサリンやたまを従業員として雇い入れるなど、懐の深い一面もあります。

お登勢 銀魂

画像引用元:銀魂-ぎんたま- 5 出版社:集英社

 なお50年前は、かぶき町のアイドルとも呼ばれた美人だったようです。後述する泥水次郎長は、既に亡くなったお登勢の旦那の寺田辰五郎とお登勢を取り合った仲でもあり、この部分は「かぶき町四天王篇」のストーリーの重要な要素にもなっています。

 次郎長はこの「かぶき町四天王篇」で初めて登場するまで「回覧板が来るのが遅かった」というささいな理由でしばらく口も聞かなかったという(笑)。

 「かぶき町四天王篇」では泥水次郎長に瀕死の重症を負わせられしばらく登場の機会がありませんでしたが、銀時率いる万事屋一行と溝鼠組・オカマ組との殲滅戦の際に復活。万事屋一行らを鼓舞する役割を担いました。

 元々準レギュラー扱いで連載当初から登場しているキャラクターの1人であり、キャサリン、たま含め万事屋のお母さんのような人です。

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大俠客 泥水次郎長

泥水次郎長 銀魂

画像引用元:銀魂-ぎんたま- 35 (ジャンプコミックス) 出版社:集英社

 「溝鼠組」組長であり、「オジキ」「大俠客」とも呼ばれ、組の人から親しまれています。

 かつて寺田辰五郎という、岡っ引きという次郎長とはまったく違う立場が違う男と一戦を交えてから、「かぶき町を守る」という同じ意思が共鳴して親友がおりました。しかし第一次攘夷戦争の際に、辰五郎が次郎長をかばって銃弾を受けて亡くなってしまいます。この出来事により、次郎長はかぶき町を守るためならどんな手段も厭わない性格になっていきました。それにより次郎長は、既に持っていた家族すらも省みることはなかったのです(当時の奥さん曰く「まだ戦争から帰ってきていない」)。

 「かぶき町四天王篇」は、一人娘の椿平子が次郎長に帰ってきて欲しい一心でかぶき町四天王の一番にしようとしたことから始まっています。しかしその思いは同じ四天王の華佗に利用されてしまい、四天王の総力戦に加えてかぶき町を支配するネタにされてしまったのです。

 第一次攘夷戦争にも参加して生き残っているほどの強者であり、銀時が最初に戦った時は、お登勢が斬られたのに激情していたこともありますが、ほとんどダメージを受けずに斬り伏せていました。

 その後、四天王の騒動を終わらせるために華佗の城に乗り込んだ際にも、銀時と共闘して傭兵部隊の辰羅族を壊滅させる実力を魅せました。

 辰五郎の侠の鎖(辰五郎が使用していたキセル)を銀時との最終戦で壊され、全ての束縛から解放された次郎長は、ようやくきちんと「父親」として平子と和解。かぶき町四天王の座と組長の座を降りて親子の旅に出たのです。

鬼神 マドマーゼル西郷(西郷特盛)

西郷特盛 銀魂

画像引用元:アニメ銀魂公式サイト http://www.sunrise-inc.co.jp/gintama/character/07.phpより引用(2018年4月27日閲覧)

 第一次攘夷戦争にも参加し、白ふんの西郷と呼ばれた攘夷戦争屈指の強者でもある西郷。奥さんが亡くなった後、自分が母親のような存在になろうとした結果、まさかのオカマになるという異色の経歴を持っています。

 「かぶき町四天王篇」以前にもかまっ娘倶楽部のオーナーとして銀時らと関わりを持っており、攘夷戦争で身を追われた攘夷志士を倶楽部で働かせる人情深い1人でもあります。

 見た目はあれどお登勢と同じくらいの良心的な人物であり、「かぶき町四天王篇」でも最後まで内部抗争には反対の立場を取っていましたが、華佗に一人息子をさらわれてしまい、やむなく万事屋一行の殲滅に参加することになってしまいました。

 殲滅戦では神楽との一騎打ちに敗れてしまいましたが、攘夷戦争以後でもその強さは健在。からくり職人の平賀源外が作ったからくりロボを木槌で4台を一掃する力を見せました。

孔雀姫 華佗

華佗 銀魂

画像引用元:アニメ銀魂公式サイト http://www.sunrise-inc.co.jp/gintama/character/07.phpより引用(2018年4月27日閲覧)

 元々は辰羅族の1人で、宇宙海賊「春雨」の元第四師団団長。当時は第四師団団長を名乗っていましたが、実際には団長ではなくなっており、ただのハッタリであると言われています。

 かぶき町では数多くの賭場を仕切っており、いわゆる「天人」でありながらもかぶき町四天王に上り詰めた1人でもあります。

 吉原の鳳仙のようなポジションを目指していたのですが、次郎長率いる溝鼠組とは長い間交戦状態にあったらしく、中々トップまで上り詰めることができなかったようです。そのため「かぶき町四天王篇」では次郎長の娘平子を利用して四天王同士を戦わせ、各々勢力が弱った隙に一気にかぶき町を征服しようと企んでいたのですが、銀時ら万事屋一行を中心に対抗されてしまい、失敗に終わりました。

 四天王勢では唯一かぶき町を追われた身であり、騒動が終わった後はその身を隠していたのですが、高杉晋助らによって春雨に捕獲。投獄されてからはショックで廃人のようになってしまい、以後本編ではまったく登場しなくなってしまいました。

 なおこの騒動で華佗は失脚、次郎長は隠居という形でかぶき町から去っていったことで、お登勢と西郷も四天王の座から降りることになりました。

 そして新しい四天王として

・女帝 お登勢

→ニート侍 坂田銀時

・鬼神 マドマーゼル西郷

→拳王 アゴ美(かまっ娘倶楽部の実質No.2)

・大俠客 泥水次郎長

→暴君 黒駒勝男(溝鼠組の若頭)

・孔雀姫 華佗

→女王 志村妙(スナックすまいるの従業員かつ用心棒)

 が任命されました(妙以外は代理という扱いですが)。

銀ノ魂篇でも登場した四天王だが・・・

 「かぶき町四天王篇」以後、華佗は上述の通り登場しなくなってしまい、次郎長も平子と旅に出たため短篇・長篇ともに登場しませんでした。

※アニメでは第3期最終話「ごめんなさい」の時に登場しましたが、「かぶき町四天王篇」の出演シーンに「ごめんなさい」「いいえこちらこそ」と新規に音声を変えただけでした。

 一方お登勢は準レギュラーでもあるので度々ストーリーに出ており、西郷も要所要所で時々出演していました。

 そして最終篇である「銀ノ魂篇」。かぶき町の危機という事態に、お登勢と西郷は先立って町を守るために天人軍団に立ちふさがります。

 お登勢と西郷は、次郎長と平子の帰りを待ち続けて必死に対抗する中、ついに次郎長と平子ら溝鼠組がやってきたのです。「かぶき町四天王篇」の時と変わらず、次郎長は銀時と背中合わせに「よく生きてくれた」と、平子を今の関係にさせてくれたこと、今まで町を守ってくれたことに感謝を述べました。あぁ、やっぱり次郎長は今まで通りのかっこいいジイサンだなと思っていたのですが……。平子は次郎長を「ジロチョン」と、次郎長は平子を「ピラリン」と呼ぶような間柄になっておりました(笑)。やはり他のキャラクターに漏れず、威厳ある大俠客から娘に甘々なお父さんに変わってしまったのです!そのあまりのギャップに、ファンからの衝撃は甚大ではなかったとか……。

 なお銀時に対しては「これより娘にアニキとか呼ばれて妙に懐かれてるシャバ蔵はブチ殺させていただきやす」と、謎のピンポイント仁義を押し通しています。もはや『銀魂』一の親バカキャラと言っても支障ないでしょう(笑)。しかし、相変わらず剣の腕は鈍っておらず、銀時とともに襲撃をかけてきた辰羅族を一気に倒し、かぶき町のピンチをしっかりと救ってくれました。さすがはかぶき町四天王の1人ですね。

 アニメではまだ吉田松陽をはじめとした天人との脅威と戦い続けている状況であり、今まで出演してきたキャラクターも、総決算と言わんばかりに登場してきてくれました。原作もまだまだ先の読めない展開が続いていますが、最後までアニメで放送してくれるのでしょうか。かぶき町四天王の面々だけでなく、他のキャラクターも気になるところです!

(Edit&Text/頭皮ぱっしょん)

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