パイロットの精神状態に影響を与える機体「ガンダム」。『水星の魔女』のガンダム(エアリアル)にはその影響がないといわれていましたが、どうやらそうでもないようです。
エアリアルを作り、スレッタを乗せたのは彼女の母親プロスペラ。自分の娘を危険な機体に搭乗させるなんて……彼女の狙いはなんなのでしょうか?
◆スレッタはプロスペラの娘ではない!?
<画像引用元:YouTubeチャンネル『ガンダムチャンネル』より © 創通・サンライズ・MBS>
プロローグを観た視聴者なら、主人公の名前が違うことに疑問を抱いたのではないでしょうか。本編の主人公の名前はスレッタ・マーキュリーですが、プロローグで登場するプロスペラの娘はエリクトという名前でした。プロスペラも名前を変えているので、素性がバレないように偽名を使っているとも考えられます。
しかし第6話、ベルメリアの発言からスレッタとエリクトは別人である説が浮上しました。ベルメリアはプロスペラと旧知の仲で、2人の会話の中で「21年前」という言葉が出ます。21年前とはプロローグで起きた事件を指しています。
そこから計算してみると、プロスペラの娘エリクトは当時4歳であり、21年経った今では25歳になります。しかしスレッタは17歳で学園に編入しています。年数からエリクトがスレッタではないと証明されてしまったのです。
ではエリクトはどうなったのか? 一つの可能性としてエリクトはエアリアルに取り込まれていることが考えられます。本作には「GUND」と呼ばれる一種の医療技術があり、機体へ人体データの移植もできると見受けられます。エリクトもGUND技術を使ってエアリアルに移植しなければならない事態が起こったのかもしれません。
さらに第6話の決闘で、エランにはエアリアルの「ガンビット」(群体兵器システム)が少女の形に見えていました。エアリアルに取り込まれたエリクトの姿を示唆しているようにも考えられます。
ただ、ガンビットは11機で、スレッタはガンビットをみんなと呼んでいることから、エリクトだけではなく、11人もの人格がエアリアルに宿っている可能性もあるのではないでしょうか。
エランに何体ものクローンが存在していたのと同様に、もしかしたらスレッタもエリクトのクローンの1人なのかもしれません。