<この記事には、映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のネタバレが含まれます。ご注意ください>
『機動戦士ガンダム』シリーズは、鬱展開で有名な作品であり、たとえば『閃光のハサウェイ』では、主人公が敗北して全身に大やけどと打撲を負ったうえで、処刑されるといった悲劇が描かれています。
次の3つの『ガンダム』作品も、悲惨な終わり方や、壮絶な主人公の軌跡から、「鬱展開」として視聴者に大きな衝撃を与えました。
◆主人公たちが戦死するバッドエンド?──『鉄血のオルフェンズ』
<画像引用元:Amazon.co.jpより>
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は、主人公サイドの主要キャラが最終話までにほとんど戦死してしまい、オルガ、ビスケット、ラフタの死には多くの人がショックを受け、それぞれ「○○ショック」といわれ語り継がれています。
物語終盤で、鉄華団リーダーのオルガは、「火星の王」になるために革命軍と手を組みます。
しかし、治安維持を目的とする武力組織ギャラルホルンがそれを阻止しようと戦闘になり、敗北した鉄華団は指名手配犯となり追われる立場になりました。これ以降、鉄華団は破滅への道を歩みはじめ多くのキャラが戦死します。
特に、衝撃を与えたのが鉄華団のリーダー、オルガの死です。オルガは鉄華団のメンバーの情報を書き換え、指名手配から逃れようとしていました。その交渉を終えたところ、敵のモブキャラが駆けつけ銃撃戦になり、オルガは仲間をかばって死んでしまいます。
鉄華団は破滅へ向かっていたとはいえ、戦場ではなく市街地でモブキャラに倒される展開に、放送当時はTwitterで大きく話題になりました。
その後、鉄華団は本部を襲撃され、主人公の三日月や昭弘が命と引き換えに団員を逃し、鉄華団は壊滅します。
終盤になるにつれ多くのキャラクターが戦死し、Twitterでは「つらい」「死なないでくれ」と悲鳴が上がるように。最終回では主人公が死ぬというあまりの展開に、号泣する人も続出しました。