◆本編の裏で大活躍していた外伝作品の主人公──ロウ・ギュール

 ロウ・ギュールは公式外伝作品『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』の主人公でありながら、イージスガンダムの自爆に巻き込まれ、傷ついたキラを助けるなど、重要な役割を担いました。

 ロウはもともとパイロットではなくジャンク屋ですが、ザフト軍がガンダムを奪取した後のヘリオポリスでガンダムアストレイを発見したことにより、アストレイレッドフレームのパイロットになります。

 もともと『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』はアニメ本編で語られなかった部分を補完しているのもあり、ロウ・ギュールはアニメ本編に登場していませんが、本編の裏でさまざまな活躍をしていました。

 そんなロウがアニメともつながりがある活躍を見せたのが、アスランの起こした爆発に巻き込まれたキラを助けたときです。

 キラは『機動戦士ガンダムSEED』の第30話「閃光の刻」でアスランが操縦するイージスガンダムの自爆に巻き込まれてしまいます。

 キラはパイロットスーツとコックピットハッチにより命は取り留めていましたが、コクピット内は熱くなっていて危険な状態でした。

 そんな時、ロウがストライクを発見してキラを助け出し、孤児と暮らしているマルキオ邸へ連れて行きます。

 マルキオは認識票からロウが連れてきた少年が、以前ラクスが話していたキラだと気づき、その後ラクス邸にキラを連れて行くことに。

 その後は、アニメ本編の第31話「慟哭の空」につながり、キラはラクス邸で目を覚ましました。

 ロウはこの活躍以外にも、ラクスやバルトフェルドなどを助けたこともあり、陰で主要な人物を支えています。ゲーム作品『SDガンダムバトルアライアンス』では、キラを助けた経緯からロウとキラの掛け合いがあり、ロウがキラに「あの時の少年」と声をかける姿が見られます。

 

 ──ついついキラやアスランなど、メインキャラの活躍に目を向けてしまいがちですが、モブキャラの活躍を見てみると、彼らは思わぬ活躍を見せることがあります。

 来年の1月に公開予定の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』でも、そんなモブキャラたちが活躍を見せて再びSNSで話題になるかもしれません。

〈文/林星来 @seira_hayashi

※サムネイル画像:Amazonより


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