大人気放送中のアニメ、『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(以下、はめふら)は、多くの魅力的なキャラクターが登場します。

 主人公・カタリナが魅力的なのは勿論、ジオルドやキースなども魅力的なキャラクターですよね。

 そんな『はめふら』キャラクターの中でも特に魅力的なキャラクターがマリアです。いつも明るくて優しいマリアはまさに天使のような女の子と言えます。

はめふら マリア かわいい 画像<画像引用元:https://hamehura-anime.com/story/ より引用掲載 © 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会>

 しかし、そんな明るいマリアですが、恵まれた人生を歩んできたわけではありません。むしろ、カタリナと出会う前までは辛く厳しい人生だったのです。

 今回は、そんな辛い人生を歩んできたマリアの魅力と、彼女の過去に何があったのかを紹介していきます。

ゲームで主人公だったのは伊達じゃない、主人公属性を持つキャラ「マリア」

はめふら 第5話 画像<画像引用元:https://hamehura-anime.com/story/ より引用掲載 © 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会>

 『はめふら』の元となった世界「FORTUNE・LOVER」で、主人公だったキャラクターがマリアです。『はめふら』では、主人公ではなく登場キャラクターの1人として描かれていますが、彼女は非常に魅力あふれる少女だと言えます。この作品ではカタリナと同じくらい魅力的な少女と言えるのではないでしょうか。

 そんなマリアの魅力の一つは性格です。彼女は少女漫画の主人公にいそうな晴れ渡った空のような性格をしています。決して恵まれた環境で育ったわけではないのに、弄れているわけでもなく擦れているわけでもなく、真っ直ぐな性格に育ったのは凄いですよね。

 これはマリアが純粋な心を持っている証拠ではないでしょうか。普通、迫害されて育てば心に暗い影が差しそうなものですが、それを悲しい出来事で止めておけるのが主人公らしさを感じますね。

 また、マリアの魅力は努力家であるところや気遣いができるところにもあります。カタリナなどは何度も彼女に助けられていますよね。人の感情の変化に敏感な部分も乙女ゲームの主人公らしい点だと言えるでしょう。

 主人公らしさの極めつけは、周りとは異なる光の魔法を使うとこができる点です。マリアは物語の主人公として必要な要素を全て兼ね揃えたキャラクターだと言えます。「FORTUNELOVER」の主人公だったのは伊達ではありませんね。

 このように、完璧な性格をしているマリアですが、出自が平民であるため、他の貴族からいじめられることも……。そんな時、ゲームでは攻略キャラクターが、本編ではカタリナが彼女を助けることになります。そんな何かしらの問題を抱えているのも主人公属性の一つと言えますね。

 マリアは、まさに守ってあげたくなるヒロインであり、物語の主人公だと言えるでしょう。

 しかし、決してマリアは、か弱いだけのキャラクターではありません。意思を通す強い心も持っているのです。その心の強さでカタリナのピンチを救うことも……。

 マリアは『はめふら』を観ていれば観ているほど、ファンになってしまう魅力的なキャラクターになっています。これからの『はめふら』では彼女の出番がもっと増えていくので、注目していなかった視聴者はこの機会に注目してみてはいかがでしょうか?

実は家族関係がよくない!? 多くの人に妬まれる少女の過去とは?

はめふら 第5話 マリア 画像<画像引用元:https://hamehura-anime.com/story/ より引用掲載 © 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会>

 マリアは、村で一番美しい女性と、村で一番頼もしく人気のあった男性の間に生まれます。それは村中が羨むカップルでした。そんな2人の間に産まれたマリアは非常に可愛がられて育ちました。そう、魔力を発現するまでは……。

 『はめふら』の世界における魔力を持った人間は非常に珍しく、またそのほとんどが貴族です。

 そんな世界で、貴族の中でも珍しい光の魔力を発現したマリアは、母親がどこかの貴族と不貞をはたらいた結果産まれた子供ではないか疑われてしまったのです。勿論、そんな事実はなく、彼女はちゃんと両親の間に産まれた子供でしたが、疑念は残りました。

 マリアが産まれた村はそれほど大きな村ではありません。不貞をはたらいたのではないかという疑いは、すぐに村中へと知れ渡ってしまったのです。

 そんな辛い中で、マリアの父親は最初こそ、噂を信じてはいませんでしたが、徐々に妻を疑うようになっていきます。そして、家族で暮らすことが気まずくなった父親は家に寄り付かなくなってしまいました。

 彼女の母親は、自分を白い目で見てくる村の人間や見放していった夫を思い悲しい日々を過ごすことになります。

「あんなに幸せだったのに…なぜ、こんなことになってしまったのか……」

 そして、彼女の後悔は次第に娘であるマリアに向かっていくことになります。

「あの子が、魔力など持っていなければ……あんな子産まなければ……」と……。マリアの母親はそんな感情を抑えるために娘から目をそらすことにしました。

 マリアは父親に見捨てられ、母親には放置された実に寂しい幼少期を過ごした少女なのです。

 カタリナとキースが、マリアの実家に訪れた時、彼女の母親に覇気がなかったのは、これが原因になります。

 しかし、カタリナ、キースの様子をみた母親は娘が学園で上手くやっていることを知り、自分もこれから変わっていかなければならないと娘との関係を改めることにします。

 これからは、いい親子関係を築けるのでしょうか。また、父親とも仲直りする日は来るのでしょうか。

「カタリナ」のヒロインは「マリア」!! 今後の2人の関係はどうなるの?

はめふら カタリナ かわいい 画像<画像引用元:https://hamehura-anime.com/story/ より引用掲載 © 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会>

 『はめふら』の主人公はカタリナです。では、主人公の王子様役は誰なのでしょうか。

 順当に考えればジオルドが王子様役なのですが、『はめふら』には王子様役のような固定役はないように感じます。強いて言うなら、カタリナのヒロインはマリアではないでしょうか。

 『はめふら』は学園編が終わると、魔法省編に突入します。そこでは、キャラクターも一新され新キャラクターたちが登場し、既存のキャラクターはあまり登場しません。

 しかし、マリアだけは、学園編と同じようにレギュラーキャラクターとして登場します。これは、彼女が物語のヒロインだからではないでしょうか。

 また、カタリナが活躍するシーンでは、大概マリアがピンチになっています。それは、主人公とヒロインの関係といって差し支えありません。

 『はめふら』のカタリナは乙女ゲームのヒロインでは、なく主人公として活躍します。そんなカタリナのヒロイン役はマリアで決まりなのではないでしょうか。視聴者の皆さんはどう思うでしょうか。

 

 ――ここまで、マリアの魅力と悲しい過去について紹介していきましたが、より深くマリアを知っていただけたでしょうか。

 アニメ『はめふら』では、まだまだ活躍の少ないマリアですが、これらかヒロインと呼ばれるに相応しい活躍をみせてくれます。

 マリアファンの視聴者は楽しみにしていてください。

(Edit&Text/天乃ひる)


TVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』公式サイト

© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会

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