幼いもろはを抱いたかごめや、麒麟丸と並ぶ殺生丸が登場するなど、過去が明らかになり、盛り上がりをみせている『半妖の夜叉姫』

半妖の夜叉姫 犬夜叉 かごめ 画像<画像引用元:http://hanyo-yashahime.com/episode/08/ より引用掲載 ©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020>

 徐々にストーリーが面白くなっている『半妖の夜叉姫』ですが、この作品が面白いのは、前作『犬夜叉』との共通点を見つけることにもあります。すでにいくつもの共通点が発見した方もいるでしょう。

 そこで、今回は気づくとより『半妖の夜叉姫』が楽しめる『犬夜叉』との共通点を紹介します。

◆主人公たちの使う技や癖が『犬夜叉』に登場したあのキャラにそっくり!!

半妖の夜叉姫 もろは かわいい 画像<画像引用元:http://hanyo-yashahime.com/episode/05/ より引用掲載 ©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020>

▼もろはの使う技が犬夜叉と同じ!! (散魂鉄爪・飛刃血爪)

 戦国時代へ戻った後、初めて戦った妖怪檮杌、若骨丸との戦闘シーンで登場した技。

 国崩しの紅夜叉となったもろはは、いつも使っている倶利伽羅丸ではなく、自身の爪を利用した技、散魂鉄爪で若骨丸にトドメを。その後も、流した自分の血を使い飛刃血爪を檮杌に使っていました。

 覚えている方も多いでしょうが、この技は犬夜叉もよく使っていた技なのです。鉄砕牙が主力となってからは、もっぱら非常時の攻撃手段となっていましたが、懐かしいと感じる方は多いでしょう。

 こういった親の技が子供に継承されているシーンは胸熱ですね。今後、もろはが使う技にも期待してしまいます。

▼自転車の乗り方がそっくり

 とわ、せつな、もろはが3人で1つの自転車に乗ったシーンを覚えていますか。あのシーンで、もろはは自転車のカゴに立ったまま乗っていました。前が見えなくなる、とっても危険な乗り方で「もう少し乗り方があったんじゃないか」と思った方もいたでしょう。

 しかし、この乗り方は、親譲りの乗り方でもあるのです。

半妖の夜叉姫 もろは せつな とわ かわいい 画像<画像引用元:http://hanyo-yashahime.com/episode/06/ より引用掲載 ©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020>

 実は、犬夜叉もかごめと自転車に乗った時に変わった乗り方をしていました。流石に、自転車のカゴに乗ることはありませんでしたが、犬夜叉は自転車の荷台に立ったまま乗っていたことがあるのです。

 前で立つか、後ろで立つかという違いはありますが、親子そっくりですよね。気づいた方は「犬夜叉と同じような乗り方をしている」とテンションが上がったのではないでしょうか。

▼殺生丸が使ったあの技を…… (蒼龍破)

 妖気を吸い取り戦う妖怪窮奇と戦った時に登場した技。

 自分を庇い怪我をしたせつなをみて、覚醒したとわが放った青い龍の形を技があったのは覚えていますか。

半妖の夜叉姫 とわ かわいい 画像<画像引用元:http://hanyo-yashahime.com/episode/08/ より引用掲載 ©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020>

 とわは、技名を叫ぶこともなく、自身が使った技のことをわかっていない様子でしたが、海賊の青年理玖が「あんな未完成の蒼龍破に……」といったようなことを言っているシーンがあります。

 とわが技を放ったシーンで気づいた方もいるでしょうが、この蒼龍破実は殺生丸の技なのです。「そんな技あったっけ?」と思う方もいるのではないでしょう。知らない方がいるのも、仕方がありません。蒼龍破は漫画には登場しないアニメオリジナルの技です。初登場は劇場版で必殺技のない天生牙の技として披露されました。

 つまり、とわは全くの無自覚のまま殺生丸の技を使用したということですね。

 このように、子供世代のキャラが親世代のキャラの技や癖を持っていると、親しみが湧いてきますよね。

◆懐かしい!! 『犬夜叉』に登場していたあのキャラが再登場

半妖の夜叉姫 楓 かわいい 画像<画像引用元:http://hanyo-yashahime.com/episode/04/ より引用掲載 ©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020>

▼楓

 村の巫女であり、まとめ役でもある人物。時系列的に少なくとも80歳近い年齢。戦国時代だということ考えると、相当高齢ですよね。しかし、『半妖の夜叉姫』で破魔の矢を放っていることを考えるとまだ現役の様子。

 『犬夜叉』ファンからも「いつまで生きてるんや」「10年以上も経っているのに変わり無さ過ぎる」と驚かれていました。

 『犬夜叉』では、相談役をしていたように『半妖の夜叉姫』でも相談に乗ってくれそうなお助けキャラです。しかし、『犬夜叉』の時ほどキャラの重要度は高くなく、立ち位置的には懐かしいあのキャラレベルになっています。

 桔梗姉さまというセリフからもわかるように、桔梗の妹。隻眼なのは、幼い頃妖怪に襲われた事件が原因です。

 ▼八衛門狸

 弥勒と一緒にいた狸の妖怪を覚えている方はいるでしょうか。『犬夜叉』では、弥勒の舎弟であり、友人として登場した妖怪です。

 巨大な瓢箪のような姿に化け、空を飛ぶことができる妖怪で、『犬夜叉』では大勢を乗せ飛ぶことができたので、移動手段として利用されていました。

 「あーそんなキャラもいたなー」「全然覚えていない」と思う方や「今更そんなキャラがどうしたの?」と思う方がいるでしょう。

 実は、このキャラ『半妖の夜叉姫』に登場する竹千代の親かもしれないのです。明言されているシーンはありませんが、第8話で、弥勒と覚しき人物が屍屋獣兵衛に竹千代を預けるシーンがありました。そこで、「若君」や「ご家老の八衛門殿はなんと」などの単語が登場します。そこのことから、八衛門狸は竹千代の親だと推測できます。

 ▼冥加

半妖の夜叉姫 もろは かわいい 画像02<画像引用元:http://hanyo-yashahime.com/episode/05/ より引用掲載 ©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020>

 もろはの鼻や服に張り付く蚤妖怪。犬の大将、犬夜叉、もろはと3人に仕え、全ての時代を知っているキャラです。

 もろはの血を吸っているシーンや、もろはに叩かれている姿を見て、懐かしさを感じたファンも大勢いるのではないでしょうか。いなくなってしまったキャラが多いので、こうした変わらず存在するキャラが登場すると安心しますよね。

 しかも、ただ懐かしいキャラなだけでなく、「あれだけ立派な獣王様がそのような野望を持つとはとても思えませぬ」と謎が深まることも言っています。何やら重要な情報を知っていそうですね。

 今後は、物語の補足をしてくれる解説キャラになりそうです。

▼あの妖怪が『半妖の夜叉姫』でも……

半妖の夜叉姫 もろは かわいい 画像03<画像引用元:http://hanyo-yashahime.com/episode/02/ より引用掲載 ©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020>

 『半妖の夜叉姫』序盤で、もろは、せつなと共に現代に流れてきた妖怪三つ目上臈。この妖怪は『半妖の夜叉』のオリジナルなのですが、実は『犬夜叉』第1話に登場した百足上臈の孫娘という設定があるようです。

 また、第9話で登場した妖怪、冥王獣も『犬夜叉』で名前が出てきたことのある妖怪。他にも『犬夜叉』由来の妖怪が登場しており、ファンの間では懐かしいと話題になっています。

 こうした、細かい設定は公式Twitterで豆知識として呟かれているので、気になる方はTwitterをチェックしてみてくださいね。

◆『犬夜叉』ワードが多数登場! 今でも生きているあの設定

半妖の夜叉姫 せつな かわいい 画像02<画像引用元:http://hanyo-yashahime.com/episode/02/ より引用掲載 ©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020>

 『半妖の夜叉姫』では、『犬夜叉』で登場した固有のワードが数多く登場していますよね。特に、骨喰いの井戸や時代樹などは2作品通して、重要なワードになりそうです。

 ここでは、『半妖の夜叉姫』でも生きているちょっとした設定やワードを紹介していきます。

 ▼飛来骨の弱点

 珊瑚の得意武器であり、『半妖の夜叉姫』では翡翠が愛用している武器。

 この飛来骨は、巨大なブーメランとは思えないほど強力な武器で、『犬夜叉』では数多くの妖怪を倒してきました。しかし、弱点があり飛来骨は妖怪の骨を固めて作られた武器であるため、骨を喰う妖怪には弱いのです。過去にも、骨を喰う妖怪に食べられたことがあり、その話が『半妖の夜叉姫』にも登場し、相性が悪いとされていました。

 アニメ制作陣はよくそんな設定を覚えていましたね。

 ▼犬の大将

 犬夜叉と殺生丸の父であり、主人公たちの祖父である大妖怪。

 『犬夜叉』では、終始謎に包まれた妖怪で、西国を支配していた大妖怪、犬夜叉と殺生丸に剣を残した、程度しか語られることはありませんでした。しかし、『半妖の夜叉姫』では、再び名前が登場しましたよね。

 東国を支配する麒麟丸がラスボスである可能性が高いこと、犬夜叉と殺生丸の父親であること、主人公たちの祖父であることから、『半妖の夜叉姫』では、もう少し人物像について語られるかもしれません。もしかすると、孫たちで墓参りに行く展開があるかも……。

 西国を支配していた妖怪の孫というのは、今後重要になってくる設定かもしれませんね。

 ▼虹色真珠

 『半妖の夜叉姫』の最重要アイテム。妖怪に妖力を与えるとされ、多くの妖怪が狙っているアイテムです。

 もろはは赤色、とわが銀色、せつなが金色を所持しており、他にも紫色や青色、緑色が登場しています。

 この虹色真珠は、『半妖の夜叉姫』固有のアイテムであるように思えますが、実は近い名前のアイテムが『犬夜叉』にも登場しているのです。

 それが、黒真珠。『犬夜叉』では、犬夜叉の右目の中にあり、犬の大将の亡骸があるこの世とあの世の境目へ通じる門を開くアイテムとされていました。虹色真珠と同じように、半妖である犬夜叉の片眼に収まっていたことや、不思議な力を持っていることなどの共通点があるため、もしかすると、虹色真珠と関係があるかもしれません。

 また、黒真珠は、宝石の大妖怪宝仙鬼の鍛えた妖の宝玉であるとされていました。黒真珠を鍛えた先代宝仙鬼はすでにいませんが、もしかすると今代の宝仙鬼が虹色真珠を鍛えたのかもしれません。

 

  ――以上が『半妖の夜叉姫』と『犬夜叉』の共通点です。

 今回紹介した情報の他にも、2つの作品には共通点がたくさんあるでしょう。また、今後も共通点のあるワードや設定などが多数登場するのではないでしょうか。

 しっかりと観ていないと見逃してしまう情報もあるので、こういった情報に興味のある方は、『半妖の夜叉姫』の情報を小まめにチェックしていくことをオススメします。

(Edit&Text/天乃ひる)


半妖の夜叉姫

©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

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