◆日本での公開日以外にも「気になる点」も?

 気になるのは日本での公開ですが、あくまでもこれらは日本向けの発表ではなかったので、映像やポスターが解禁された11月10日時点では日本公開についてはまだ発表されていない状態です。

 とはいえ、長編映画作品が日本では公開されないという例はディズニー・ピクサー作品ではこれまで一度もないので、“全米との同日公開”とまではいかないかもしれませんが、2024年の夏休みシーズンの公開は期待ができそうです。

 ただ、日本公開でもう一つ気になるのは、前回の第1作目『インサイド・ヘッド』で感情側の主役であるヨロコビ役を務めた竹内結子さんが2020年に亡くなられていることもあり、日本語吹き替え版ではおそらく代役を立てることになるという点です。

 吹き替え版に馴染みがあったファンにとっては少し寂しさを感じる機会にはなるので、9年越しの続編という月日の長さのようなものもこういった点から否が応でも感じることになりそうです。

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 ──新作でライリーは大きな変化を迎えるわけですが、現実の世界もすっかり変わってしまったことがいくつもあるわけで、当時『インサイド・ヘッド』を劇場で観たり、ソフトや地上波で観たという人も“その当時”を思い返しながら観ると、自身の中にも“あの頃”から新たな感情が増えていることに気づけるかもしれません。

〈文/ネジムラ89〉

《ネジムラ89》

アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレターを配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi

※サムネイル画像:YouTubeチャンネル『Pixar』より

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