◆キルアはアルカを守りながら兄妹旅行中?

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 キルアは、ゾルディック家に幽閉されていた妹アルカ(ナニカ)を家から連れ出し、兄妹水入らずの旅行に出ると告げてゴンと別れました。

 TVアニメでも放映されたシーンですが、その後のキルアの様子は原作では語られていません。暗殺稼業に生まれつき、悲惨な幼少期を過ごして乗り越えた兄妹だからこそ、穏やかな旅を楽しんでほしいですね。

 さて、キルアが大きく変化・成長を見せたのは「キメラアント編」。イルミの呪縛(念能力の針)を解き、すっかり憑き物が落ちたような彼は、実の妹が幽閉されていた事態を前に、後悔の念を抱きます。

 瀕死状態のゴンを救えるのは、アルカのもう一つの人格・ナニカの能力だけだと確信していたキルアは、「会長選挙編」の中で、なんとか彼女を家から連れ出します。

 家族たちはアルカ(ナニカ)に対して複雑な念を抱いていました。父シルバや祖父ゼノは手元に置いてコントロールしたい、イルミは殺したいと考えていたのです。しかし、ナニカの能力の全貌が明らかになると、イルミは殺すよりもキルアごと手中に収めて支配したいと望むようになります。

 イルミを退け、ゴンやアルカと一緒に世界樹のふもとまで足を延ばしたキルア。シスコンぶりを見せつつ、兄妹であちこち回ると話しています。

 ですが、イルミの執着心や支配欲は相当のもの。キルアたちの行く手にもその魔の手を伸ばすかもしれません。

 キルアもイルミのことをまったく懸念しないとは考えにくいため、なんだかんだアルカを守るべく対策を立てながらの旅路になるでしょう。また、コミック第33巻にナニカは暗黒大陸出身ということが書かれているので、暗黒大陸編にも絡んでくるかもしれません。

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