3月14日から全国劇場で公開される長編アニメーション映画『Flow』が、第97回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞した。
この作品は、ラトビアの新鋭ギンツ・ジルバロディス監督の最新作だ。
制作費350万ユーロ(約5.5億円)、50人以下のスタッフという極めてインディペンデントな体制ながら、ハリウッドのメジャースタジオ作品を抑え、オスカーをみごと受賞した。アニメーション映画史の歴史を変えた、ビッグサプライズ受賞となった。
また、監督の出身国であるラトビアにおいても、史上初の米アカデミー賞長編アニメーション賞ノミネート作品にして、受賞作となった。
この作品の主人公は一匹の猫だ。本編では洪水に呑まれつつある世界を舞台に、時には運命に抗い、時には流され漂う一匹の猫の旅路を見つめる、圧巻の映像体験が繰り広げられる。
思わず息を呑む85分の旅路に、期待が高まる。
◆映画情報
3月14日(金)よりTOHOシネマズ日比谷他にてロードショー
▼受賞
- 2025年アカデミー賞 長編アニメーション賞受賞
- 2025年ゴールデングローブ賞 アニメ映画賞受賞
- 2025年アニー賞 長編インディペンデント作品賞・脚本賞受賞
- 2024年アヌシ―国際アニメーション映画祭 4部門(審査員賞・観客賞・音楽賞・ガン映画財団配給賞)受賞
- 2024年グアダラハラ国際映画祭 最優秀長編アニメーション賞受賞
- 2024年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品
- 2024年トロント国際映画祭出品
- 2024年東京国際映画祭出品
▼ストーリー
世界が大洪水に包まれ、今にも街が消えようとする中、ある一匹の猫は居場所を後に旅立つ事を決意する。
流れて来たボートに乗り合わせた動物たちと、想像を超えた出来事や予期せぬ危機に襲われることに。しかし彼らの中で少しずつ友情が芽生えはじめ、たくましくなっていく。
彼らは運命を変える事が出来るのか?そして、この冒険の果てにあるものとは―?
- 監督:ギンツ・ジルバロディス
- 2024/ラトビア、フランス、ベルギー/カラー/85分
- 配給:ファインフィルムズ
- 映倫:G 文部科学省選定(青年/成人/家庭向き)
- 原題:Flow
- 後援:駐日ラトビア共和国大使館
▼公式Webサイト
©Dream Well Studio, Sacrebleu Productions & Take Five.