◆七海の託した言葉は呪いなのか?
七海が呪いになると言ったのは、虎杖の生き方を決定付けるものだったからだと考えられます。
虎杖は七海の言葉をきっかけに再起しましたが、それと同時に彼が今後も呪術師として呪霊を祓い続けることを決定付けました。
その証拠に、虎杖は再起した際に「俺ナナミンの分までちゃんと苦しむよ」と、七海が託したものを背負い込んでいます。
そして、彼は追い詰めた真人に向かって「(自身が)錆び付くまで呪いを殺し続ける それがこの戦いの俺の役割なんだ」と言い、呪術師として生きることを口にしました。
七海は自身の言葉が虎杖の今後を決定付けることを理解していたからこそ、呪いになると言っていたのでしょう。
なぜ七海は呪いになると知りつつこのような言葉を虎杖にかけたのでしょうか?
その真意が明かされたのは、原作の第236話「南へ」です。
この話では五条の走馬灯なのか、高専時代の姿をした五条・夏油・七海・灰原が空港で話をしていました。
その時に七海は五条に自身の最期を聞かれた際、「呪いが人を生かすこともある 呪術がそうであるように」と語っています。
このことから、七海は生きてほしいと願う気持ちを呪いの言葉にして虎杖に送ったのでしょう。彼が残した呪いの言葉は虎杖の生き方を決定付けるものではありましたが、虎杖を思う優しさにあふれたものでした。