◆『呪術廻戦』0巻のエピソードとは?
<画像引用元:https://www.jujutsukaisen.jp/episodes/08.php より引用掲載 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>
本編では登場していない乙骨ですが、実は外伝である0巻では主人公として登場。0巻では、乙骨が呪術高専に来ることとなった経緯と彼の過去が描かれています。
ここでは、その一部を軽く紹介していきます。
乙骨は虎杖と同じように、完全秘匿での死刑を言い渡された人物でした。虎杖は宿儺を取り込んでしまったため、死刑になりかけましたよね。
乙骨も同じような理由で死刑になりかけました。彼は、特級過呪怨霊に憑かれた珍しいタイプの人間でした。その怨霊は、乙骨自身には悪影響を与えないものの、乙骨を害する者は無差別に攻撃しようとする危険なもの。呪術業界としては、放置できません。危険を排除するべく死刑が決まり、乙骨自身もそれを望んでいました。それを止めたのが五条先生です。
そもそも、乙骨が怨霊に取り付かれたのは、幼少期まで遡ります。少年時代の乙骨には、里香ちゃんと言う将来結婚の約束をするほど仲のいい女の子がいました。しかし、ある日里香ちゃんは事故に遭って死んでしまいます。
ここまで、よくある悲惨な事件だったのですが、なぜか里香ちゃんが怨霊となり乙骨に憑いてしまう事態に。乙骨だけ悪影響がないのも、乙骨を害する者を破壊しようとするのも、里香ちゃんが乙骨を守ろうとしての行動というわけですね。このように怨霊になっても微かに里香ちゃんの心は残っているものの、特級と言う大きすぎる力は乙骨に制御できるものではありませんでした。
<画像引用元:https://www.jujutsukaisen.jp/episodes/08.php より引用掲載 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>
そのため、乙骨は呪いにかかった危険な少年として呪術高専に通うことに。そこで乙骨は、里香ちゃんの制御方法を学ぶと共に、今アニメで登場している禪院真希、狗巻棘、パンダと出会い仲を深めていきます。
そして、しばらく経過したある日、大規模呪霊テロ百鬼夜行が発生。東京が大混乱になってしまいます。ここの辺りの詳細は本編のネタバレになってしまうので、省略しますが、この事件で乙骨は、自身の力を覚醒させ、里香ちゃんの真実に気がつきます。
その真実とは、里香ちゃんは自分で怨霊になったのではなく、里香ちゃんを失いたくない乙骨が無意識に発動させた術式で怨霊にしてしまったこと。これに気づいた乙骨は里香ちゃんとの関係を清算。里香ちゃんは無事怨霊から解き放たれ天国へ登って行きます。
物語の中間を端折って紹介しましたが、0巻の大事な部分は、乙骨と里香ちゃんとの関係とその関係が今はもうないことなので、それだけ知っていれば、本編で乙骨が登場しても、彼の背景を理解できるでしょう。
気になる方は0巻を購入してみてください。