2020年秋アニメとして放送されている『呪術廻戦』は、多くの人気を集めポスト『鬼滅の刃』と期待されています。

 また同時に、色々比較されることも多いですよね。確かに、この2作品は共通点も多く、同じファン層に受けそうな作品と言えるでしょう。しかし、『呪術廻戦』が『鬼滅の刃』ほどヒットするかと言われれば難しいです。

呪術廻戦 キービジュアル かっこいい<画像引用元:https://www.jujutsukaisen.jp/ より引用掲載 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>

 なぜ、『鬼滅の刃』と多くの類似点を持ちながら同じレベルのヒットが難しいのでしょうか。『呪術廻戦』も素晴らしい作品で、手放しにオススメしたい作品です。この2作品の間では、何がそこまで違うのか……。

 今回は、

「ぶっちゃけ、『鬼滅の刃』と『呪術廻戦』の違いってどこ?」

「『鬼滅の刃』を楽しめれば『呪術廻戦』も楽しめるの?」

「『鬼滅の刃』より優れている点ってあるの?」

 といった疑問を、あえてストーリー以外の部分を比較しつつ解消していこうと思います。

鬼滅の刃 炭治郎 かっこいい 画像<画像引用元:https://kimetsu.com/anime/risshihen/story/?story=8 より引用掲載 ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable>

◆人気キャラが違う !? 『呪術廻戦』は男性キャラばかりが人気

  『鬼滅の刃』と『呪術廻戦』の違いが、顕著に出ているポイントは、まずキャラクターですね。両作品とも人気キャラが多いところは同じです。違うのは人気キャラの特徴

鬼滅の刃 胡蝶しのぶ かわいい 画像<画像引用元:https://kimetsu.com/anime/risshihen/story/?story=22 より引用掲載 ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable>

 『鬼滅の刃』では、主人公である竈門炭治郎が人気であることは言うまでもありませんが、他にも、我妻善逸や冨岡義勇、女性キャラでは胡蝶しのぶや栗花落カナヲ、竈門禰豆子など幅広いキャラが人気です。

 『呪術廻戦』でも、主人公である虎杖悠仁や五条悟、七海建人が人気となっています。しかし、『鬼滅の刃』ほど女性キャラ人気がありません。これは『呪術廻戦』が放送されてから間もないこと、女性キャラがあまり登場しないこと、などの理由もありますが、正直『呪術廻戦』がこれ以上進んでも原作までの範囲に、それほど人気の高い女性キャラは登場しません。これはファンにとっては大きな違いではないでしょうか。

 『鬼滅の刃』ファンの中には、胡蝶しのぶや竈門禰豆子に惹かれて視聴を始めた方も多いでしょう。その点『呪術廻戦』はこういった女性キャラから入る視聴者が少ないかもしれませんね。

 モチロン、『呪術廻戦』に登場している釘崎野薔薇も『鬼滅の刃』キャラに劣らないほど魅力的なキャラとなっています。しかし、胡蝶しのぶや竈門禰豆子のように単体で話題に上がるほどのキャラになれていないのも事実です。

呪術廻戦 七海 かっこいい 画像<画像引用元:https://jujutsukaisen.jp/episodes/11.php より引用掲載 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>

 代わりに『呪術廻戦』では、男性キャラが高い人気を持っています。男性キャラの人気と言えば、女性ファンが多いように感じられますが、実は男性人気も高いのです。特に、五条悟、七海建人と言った大人の男キャラが人気ですね。五条悟の何物にもとらわれない生き方や七海建人のサラリーマン時代の習慣が抜けきらない生き方など多くの共感を得て人気となっています。

 これは、大人の男キャラが少ない『鬼滅の刃』と大きな違いなのではないでしょうか。

 また、『呪術廻戦』では敵キャラの人気が高い点でも『鬼滅の刃』との違いとなっています。まだ、あまりアニメには登場していませんが、『呪術廻戦』の敵として登場する東堂葵や夏油傑、真人などの人気は凄まじく、漫画では主人公たちと変わらないほど人気を集めるほどのキャラです。

 この敵キャラ3人も男性キャラ。ここからもわかるように、『呪術廻戦』はキャラ人気のほとんどを男性キャラが持っている作品と言えます。

 そのため、『鬼滅の刃』の心を強く持つような生き様に魅力を感じた方は、『呪術廻戦』のキャラにも魅力に感じるかもしれません。逆に、『鬼滅の刃』の女性キャラに惹かれた方はあまり『呪術廻戦』のキャラに魅力を感じないかもしれませんね。

◆作画のジャンルが違う…『呪術廻戦』はよりリアルな作画が特徴

呪術廻戦 かっこいい 画像<画像引用元:https://jujutsukaisen.jp/episodes/04.php より引用掲載 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>

 次に、見てわかるポイントとしてデザインの違いがあげられます。

 『鬼滅の刃』では、ufotableが『呪術廻戦』では、MAPPAがアニメーション制作を担当。制作会社が違うため、作画のテイストが違うのは当たり前ですが、その違いはどのファン層に受けるか、またファンの数にも直結する重要な要素となっていきます。

 では、具体的どういった部分が『鬼滅の刃』と『呪術廻戦』で違いとなっているのでしょうか。

 『鬼滅の刃』はアニメっぽいデザインなのに対して『呪術廻戦』はよりリアルなデザインがなされています。わかりやすいポイントで言えば、キャラの等身でしょうか。

 『鬼滅の刃』では少し等身の小さなキャラが大半を占めていますよね。しかし、『呪術廻戦』では等身の大きなキャラがほとんど。寧ろ等身の小さなキャラは全くいません。

 さらに細かい点では、キャラの目が違います。『鬼滅の刃』ではキャラの顔に対して比較的目が大きいです。一方『呪術廻戦』はキャラの顔に対して目が細いキャラが多いですよね。キャラの目は視聴者の印象を大きく左右します。大きい目だと少し幼く、小さい目だと少し大人っぽくキャラを感じるのではないでしょうか。

 これらの点から、『鬼滅の刃』では丸く可愛らしい印象を、『呪術廻戦』ではシャープでカッコいい印象を受けるでしょう。これは、どちらが優れているというわけではありませんが、万人受けしやすい作画は、『鬼滅の刃』のように、アニメらしさを出した作画なのかもしれませんね。

呪術廻戦 かっこいい 画像02<画像引用元:https://jujutsukaisen.jp/episodes/07.php より引用掲載 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>

 また、『呪術廻戦』では敵キャラのデザインが『鬼滅の刃』より優れているとよく言われていますね。人型の範疇に収まる敵キャラが多かった『鬼滅の刃』に対して、『呪術廻戦』の敵キャラは不気味な妖怪のような姿をしています。そのため「敵キャラとしていい感じに嫌悪感を生んでいる」「主人公たちに倒してほしいデザインをしている」とファンに受けているのです。

 こうした点から『呪術廻戦』は、敵キャラのデザインが『鬼滅の刃』より優れていると言えるかもしれませんね。物語を楽しむためには、魅力的な敵キャラが欲しいと思う方には、『鬼滅の刃』より『呪術廻戦』の方が面白いと感じるかもしれません。

 他の違いとして、『鬼滅の刃』では敵キャラに同情する余地のある設定がされていることが多いです。「こういう過去があり鬼になったのも仕方がなかった」「こういう理由から人を食っている」という背景を聞き敵キャラに同情してしまった方もいるでしょう。

呪術廻戦 真人 かっこいい 画像<画像引用元:https://jujutsukaisen.jp/episodes/12.php より引用掲載 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>

 一方『呪術廻戦』の敵キャラは純粋な悪であることが多く、観ている側として敵キャラが倒されることに同情の余地がありません。

 そういった点から「敵キャラに同情する余地など必要ない」「敵は純粋に倒される者として登場してほしい」といった方にも『呪術廻戦』はオススメと言えるでしょう。

◆受けるであろう年齢層が違う…『呪術廻戦』はより高い年齢層向けのアニメ

呪術廻戦 かっこいい 虎杖 画像<画像引用元:https://jujutsukaisen.jp/episodes/04.php より引用掲載 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>

 これらのキャラ人気、キャラデザインを総合して言えることは、『鬼滅の刃』と『呪術廻戦』は受けるであろう年齢層に若干の異なりがあることです。

 幅広い年齢層に受け入れられた『鬼滅の刃』。特に『鬼滅の刃』は中高生よりもさらに下の世代小学生やそれ以下の子どもたちにも人気があります。

 それは、『鬼滅の刃』のキャラが少年受け少女受けしやすいことや、作画がよりアニメっぽいことがあげられるでしょう。そういった部分が『鬼滅の刃』との違いになっている『呪術廻戦』は低年齢層には受けない可能性があると言えるかもしれませんね。

 そのため、よりリアルで大人なキャラが登場する『呪術廻戦』は『鬼滅の刃』より高い年齢層に受けるのではないでしょうか。

 また、全体的な作画としては、どうしても『鬼滅の刃』に軍配が上がってしまいます。『鬼滅の刃』放送中なにが凄かったかと言えば、毎回見所のシーンの切り抜き動画がSNS上でアップされ大きな反響を呼んでいたことです。

鬼滅の刃 炭治郎 かっこいい 画像02<画像引用元:https://kimetsu.com/anime/risshihen/story/?story=10 より引用掲載 ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable>

 特に、主人公たちが使う〇〇の型という技のエフェクトや動きの描写は素晴らしく、これらの切り抜かれたシーンを見て、『鬼滅の刃』に興味を持った方も多いのではないでしょうか。

 『呪術廻戦』でも、作画がそれほど劣っているわけではありません。寧ろ、一般的なアニメと比較すると非常に作画が良い方です。特に、『呪術廻戦』では領域という技を使用するシーンなどは、世界そのものを書き換える圧倒的描写がなされていました。しかし、現状SNSを見ている限り、『鬼滅の刃』ほど切り抜きが上がっているわけではありません。

 SNS上で、そういった宣伝があるかないかは、アニメの人気拡大に大きく関わってきます。『鬼滅の刃』が普段アニメを観ない層にも受けたのは、こうしたSNSを通した宣伝があったからではないでしょうか。

 そう考えると、『鬼滅の刃』ほど宣伝されているわけではない、『呪術廻戦』は今まで通りのアニメファンたちの間でだけ、評価される作品となるかもしれませんね。

 

  ――この2作品はストーリー的にも、グロい描写が多いことでも、類似する点が多いですが、キャラに注目すると大きく違う点がたくさんでてきます。

 そのため、『呪術廻戦』は微妙な好みの違いが別れるアニメになるのではないでしょうか。

 『呪術廻戦』には『呪術廻戦』の面白さが、『鬼滅の刃』には『鬼滅の刃』の面白さあるので、それぞれを純粋に楽しむのがいいでしょう。

(Edit&Text/天乃ひる)

※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正しい表記となります。

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アニメ「鬼滅の刃」公式サイト

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

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