◆鹿紫雲一の術式はもうすぐ明かされる可能性が高い?
そんな謎に包まれている鹿紫雲の術式ですが、明らかになる可能性はあるのでしょうか? 本誌の展開から考えていきます。
いま本誌では五条と宿儺のタイマンが繰り広げられており、鹿紫雲は2人の戦いを観戦しています。そして、ついに第235話で五条が宿儺と魔虚羅に虚式「茈」を放ち、魔虚羅が消滅して宿儺がボロボロになったことで日下部が五条の勝利宣言をしました。
このまま2人の戦いに決着がついたように見えますが、まだ宿儺は「◼️ 開(フーガ)」を見せていないうえ、万と戦った際に彼女から託されたものが明らかになっていません。このことから、まだ五条の勝利とは言い難く形成逆転されるおそれがあるでしょう。
その場合、五条が死亡かもしくは戦闘不能に陥り、鹿紫雲が宿儺と戦う展開があるかもしれません。もともと、彼は宿儺と戦うことを条件に、虎杖たちと手を組みました。
さらに五条と宿儺の戦いを観戦している最中に、彼は「アイツ(五条)が死んだら今度こそ俺が出るからな」と主張しており、五条が宿儺に敗北した際は宿儺と戦うつもりでいます。
このことから、彼が宿儺と戦う可能性は十分に高く、そのときには宿儺にしか使うつもりがない彼の術式が明らかになるでしょう。
または、仮に宿儺が五条に敗北したとしても、鹿紫雲は五条と戦うかもしれません。彼が宿儺にこだわる理由は、最強の術師と戦いたいという思いからであり、五条が宿儺に勝利したとしたら彼が最強の術師となるため、彼は五条との戦いを望む可能性があると考えられます。
──鹿紫雲が宿儺と五条のどちらと戦うのかはまだ分かりませんが、どちらと戦ったとしても術式を使うハズ。五条と宿儺の戦いもそろそろ決着がつきそうなので、鹿紫雲の術式が明らかになる日は近いでしょう。
〈文/林星来〉