<この記事にはTVアニメ、原作漫画『呪術廻戦』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>

 『週刊少年ジャンプ』で佳境を迎えている『呪術廻戦』では、五条が宿儺によって胴体を真っ二つにされ、2人の戦いに決着がつきました。五条は死亡したと考えられる一方で、彼のモチーフではないかとファンの間で噂されている「ある人物」の伝説から、実は復活するのではと一部で考察されています。

◆五条のモチーフといわれる「あの人物」とは?

 ファンの間で五条のモチーフと噂されている人物は、仏教の開祖といわれている「釈迦(仏陀)」です。彼がモチーフといわれている理由は、五条の過去編「懐玉・玉折」にあります。

 「懐玉・玉折」で五条はで伏黒甚爾と戦い一度は敗れたものの、復活して再び彼に挑み勝利をしました。五条は再び挑んだ戦いのなかで、右手を上に左手を下に向け「天上天下唯我独尊」と言っており、このセリフとポーズは釈迦が誕生した時にもまったく同じことをしています。

 この共通点やほかにも「仏陀」がサンスクリット語で「本質を悟った人物」と五条の下の名前である「悟」と共通していることから、ファンの間では釈迦が五条のモチーフだと噂されているのです。

 なぜ、釈迦と五条の復活説が関係しているのでしょうか? それは、釈迦が出家を志すこととなった伝説「四門出遊(しもんしゅつゆう)」が関係しています。

 この伝説は釈迦が太子だった頃、29歳で初めて宮殿から出たことから始まります。彼は東門から出かけると老人に出会い「老い」を知り城へ戻りました。続いて南門で病人に出会い「病」を知り、西門で死人に出会い「死」を知ります。そして、最後に北門で修行者に出会い、これまで知った苦しみから解放される希望を見出し彼は出家をしました。

 この伝説では東西南北の門が登場しますが、五条の走馬灯と思われる中でも「新しい自分になりたいなら北へ 昔の自分に戻りたいなら南へ行きなさい」と方角の話が出ています。

 五条は彼が走馬灯を見た第236話のタイトルが「南へ」になっていることや、走馬灯では高専時代の姿をした夏油や七海、灰原と会っていることから、「南」を選択したと考えられるでしょう。

 しかし、もし本当に釈迦が五条のモチーフなら、彼は最後に南ではなく北を選択するかもしれません。その場合、釈迦が29歳で出家して太子から新しい自分になったように、同い年の五条も悟りを開いた新しい自分に変わる可能性があるでしょう。

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