お互いに「告白させたい」その本当の理由がエモすぎる
白銀 御行と四宮 かぐや、お互いに想いを確認し合った2人ですが、どうしてここまで時間がかかったのでしょうか。
その原因は、物語序盤ではプライドのためとなっていますが、白銀 御行の告白作戦中に、お互いに自分から告白しなかった本当の理由が明かされます。
<画像引用元:https://kaguya.love/story/?id=03 より引用掲載 ©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会>
四宮 かぐやの今まで告白をしなかった理由は、このセリフに全てが込められています。
「もし告白なんてして拒まれたら、きっと今の関係は壊れてしまう。だから、私は告らせたい。私の告白は失敗するかもしれない。でも、あなたが私に告白してくれば、成功率100%なのは間違いないのに!!」
これは非常にエモいセリフですよね。あれだけプライドのため、相手からの告白を狙っていると思われていた四宮 かぐやがこんなにも乙女なことを思っていたなってビックリです。
プライドのため空回りする四宮 かぐやも可愛らしいですが、こういった乙女な彼女も魅力的に思えますよね。
これは恋する人間の心理をついた、とてもエモいセリフなのではないでしょうか。
<画像引用元:https://kaguya.love/story/?id=02 より引用掲載 ©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会>
白銀 御行が今まで告白に踏み切らなかった理由はちょっと複雑なものになります。
白銀 御行は、四宮 かぐやのような多彩な才能もなく家柄も比べ物にならないと劣等感を抱いていました。そのため、唯一彼女に勝てる手段として勉強で1番を取ることを選んだのです。
途方も無い努力の果てに、勉強で勝った白銀 御行は、四宮 かぐやと対等な存在になれた気がしました。しかし、もし、自分から告白してくれと乞い願ってしまえば、勉強で得た対等な関係は失われてしまい、永遠に対等な存在になれないとも考えていました。そのため、彼から告白ができなかったのです。
これは今まで語られてきたプライドの問題と同じようでどこか違う理由でもあります。「多くを持つ人間が選ばれるのは当たり前、持たない自分を相手が選ぶからこそ、これから先も対等だと言える」そんな思いが白銀 御行にはあるのかもしれません。
プライドだけではない、これから先の関係までも考えていた白銀 御行の想いは、とても深くエモいものだと言えるのではないでしょうか。