『かつて神だった獣たちへ』は、今季夏アニメの中で一番と言っていいほど切なく悲しい物語です。

かつて神だった獣たちへ ブルーレイ 画像
画像引用元:かつて神だった獣たちへ 第2巻(初回限定版) [Blu-ray] 販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

 あらすじは、戦争中、禁断の技術を使って絶大な力を得た擬神兵たち。擬神兵が一体いるだけでも、どんな不利な戦況でも勝利へと導くことができるのです。

 しかし民を守るために死力を尽くして戦い“神”として英雄扱いされた彼らが戦争後に待っていたものは、人の心を失い人間に害をなす存在だと判断されたら抹殺されてしまうという地獄でした……。

 我を忘れた彼らを抹殺していくのは、かつて擬神兵たちを率いていた隊長のハンク。どんな気持ちでかつての仲間を倒していかなくてはいけないのか? すべての擬神兵を殺した後、ハンクはどうなるのか? 考えるとただただ悲しくなってしまいます。

 しかしハッピーエンドが好きな私……なんとか救いのある結末は待っていないのか考察してみました!

擬神兵とは?

 擬神兵とは、内戦時代にエレインによって作り出された改造兵士たちのことです。擬神兵核を胸部に取り込むことにより、伝説上の生き物の姿と力を手に入れることができるようになるのです。

 神のような力を手に入れる代わりに、次第に理性を失っていき、最後は本能のまま人に害を及ぼす存在になり果てていく……。第1話を見る限り仲の良い部隊でしたし、擬神兵たちが完全に悪い人間ではないのが、悲しすぎますよね。

結末はどうなる?

 今のところ考えれる最悪の結末は、ハンクが擬神兵を全滅させ、ハンクも死んでしまうという終わり方です。

 ハンクをはじめ擬神兵になった人たちは、戦争に特別な想いがあって参加し、一度しか登場していなくても人間味溢れる人物ばかりです。

 なので、そんな救いのない結末は、悲しすぎてやるせません!

 しかし普通の人間として暮らせなくなって苦しむよりも、信頼し合っていたかつての仲間の手で葬られるのは、ある意味救いになっているのかもしれませんね。

擬神兵に生きる未来はないの?

 擬神兵が人間に戻って生きていく方法は本当にないのでしょうか?

 ハンクたち擬神兵の体には、擬神兵核というものが埋め込まれていますが、その核さえ取り出せれば人間に戻れるのではないでしょうか。

 擬神兵を作ったエレインなら それが可能かもしれませんが、第1話でエレインはケインに殺されてしまいました。もしかしたら助かっているかもしれませんが……。

 しかし要は、擬神兵核の取り出し方が分かればいいのです。

 その鍵を握るのが、この物語のヒロインであり誰よりも擬神兵に生きて欲しいと願っているシャールなのではないでしょうか。核を取り出す糸口さえ見つければ、ハンクや他の擬神兵も人間に戻ってハッピーエンドにつながるハズです!

 

――ハンクたち擬神兵に生きる未来はないのか? を考えてみましたが、いかがでしたか?

 ハンクが擬神兵を全滅させて自分も死んでしまうという結末は、切なすぎて悲しいと思います。せっかくシャールという優しいヒロインがハンクと出会ったのですから、明るい未来につながる結末にして欲しいですね。

(Edit&Text/魔法使い鳥々エリー)

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2019年夏アニメ記事


『かつて神だった獣たちへ』アニメ公式サイト

©めいびい・講談社/かつ神製作委員会

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