◆所有タイトルが多すぎる?まだまだ続報がない作品も多数あり

 このイベントの発表で、MAPPAがいま凄い勢いで力を持ってきていることを痛感するわけですが、そもそも今回のようなアニメーション制作会社というくくりでのステージイベントを定例的に開催する制作会社は、京都アニメーションなどの前例はありながらもあまり多くはありません。MAPPAという「制作会社」という視点で大きな力を持ってきている証拠でしょう。

 一方で、むしろ抱え込んでいる作品が多すぎないか? という心配もしてしまうほどの規模になっていることも不安ではあります。

 ここで挙げたシリーズ作品しかり、新作タイトルしかり、直近でも多数の作品が控えている一方で、『ドロヘドロ』などアニメが未完結の作品や、『ゾンビランドサガ』の映画化、公開日が未定なままの『ユーリ!!! on ICE 劇場版:ICE ADOLESCENCE』など発表したきりで続報がなかなか出てきていない作品もあります。

 MAPPAは今年13年目を迎える若いアニメ制作会社ですが、既にとんでもないスケールに成長しているのかもしれません。次回の「MAPPA STAGE」までには、これらの作品の続報も聞けることを期待したいところです。

〈文/ネジムラ89〉

《ネジムラ89》

アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレターを配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi

サムネイル画像:YouTubeチャンネル『MAPPA CHANNEL』より

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