熊野はる「3月28日は今日以上に最高な日を約束します」燃えこれ学園がノンストップライブで魅せた決意！【アイドル】

2023年2月19日

アニギャラ☆REW編集部

　燃えこれ学園が月2回有観客で行なっている「ライブ配信」を、2月7日(火)に初台DOORSで開催。この日も、マスク越しなら声出しOKのライブとして行われた。　　　

　舞台の上のメンバーらが、胸に手を添え「胸にあふれる涙を駆け抜けたらきっとshiny days 一歩今踏み出すよこの空へ」と歌いだした。ライブの冒頭を飾ったのが、触れた人たちの心に煌めく思いを降り注ぐ『Shiny Dream』。ときにメンバーらが手を繋いで歌えば、歌詞に合わせてジャンプ。ステージの上には、いつものように、みずから輝きを放つメンバーたちの姿があった。彼女たちの明るく元気な歌声に触れていると笑顔になれる。笑顔で輝ける自分になりたくて、燃えこれ学園ライブに触れたくなる。

　冒頭、稲森のあと佐々木千咲子の重なりあう歌声も魅力的。メンバー一人一人が物語の主人公に気持ちを投影した『オルゴール』でも、胸の内から込み上げる愛しい人への思いを、彼女たちは熱く歌いあげていた。

　凛々しい声を響かせる仲川つむぎの歌を合図にスタート。強い意志を抱いた歌声を稲森のあが受け継げば、蒼音舞、熊野はると歌いながら、声に熱を注ぎ込む。ライブではお馴染みの『again』だ。2番では異なるメンバーが歌を繋いでゆくように、メンバー一人一人の魂を込めた歌声を味わえるのが嬉しい。この曲へ触れるたび、彼女たちと同じように、胸の奥底から情熱が沸き上がる。だから、気持ちが熱くなる。

　続く『Lost in Time』でも、佐々木千咲子、當銘菜々と歌を繋ぐよう曲が始まれば、熊野はる、仲川つむぎと、歌のバトンが受け継がれる。メンバー一人一人が、この曲でも物語の中へ気持ちを投影。劇を演じるように、『Lost in Time』に込めた思いを歌いパフォーマンスしていた。メンバーらの力強い心の叫びが、嬉しく胸を奮わせた。

　止まることなくライブは続く。『BRAVE』でもメンバーらは、奮い立つ力強い声を観ている人たちへ突きつけるように歌っていた。一人一人の凛々しい表情を見ていると、こちらまで感情が高ぶり、拳を振り上げ思いをぶつけたくなる。一緒に熱を上げながら興奮を覚える。それを体感できるのが、ライブならではの魅力。いつだって気持ちを熱くしてゆくのが、燃えこれ学園のライブだ。

　「まだまだいくよー，『恋の魔法』」の言葉を合図に、楽曲はキラキラした輝きを降り注ぐように『恋の魔法』へ。立て続けに熱情したパフォーマンスを見せた後に、胸をキュンキュン鳴らすときめきソングを歌い、見ている人たちのハートも胸キュンな気持ちにしてゆく。ツンデレでもないが、いろんな感情を、彼女たちは次々と表情を変えながら伝えてゆく。変幻してゆくその乙女心は、気持ちをときめかせる嬉しい罪だ。

　ノンストップライブは、まだまだ終わらない。冒頭から熱情した歌声で、メンバーたちは『夢幻華』を歌唱。一人一人が夜空を舞う花びらとなり、ステージの上で情熱的な姿を見せながら踊っていた。気持ちがどんどん上がり続け。舞台の上の彼女たちの姿から目を離せない。フロアからも熱い声が響き渡る。このまま限界を突破する勢いで、メンバーらと一緒に騒ぎ続けようか。

　「いくぞー!!」の声を合図に力強く拳を振り上げ、彼女たちは『Melodious Revolution』を歌いだした。とてもパワフルな歌声だ。その熱に煽られ、気持ちの温度も上がり続ける。この日は、自分たちの限界に挑戦し、その先に見える、日常では味わえない興奮や高揚をつかんでゆく構成。真冬なのに、ここは真夏のライブ会場のよう。それくらい、汗ほとばしる様がここには生まれていた。

　いきなり7曲連続のライブ。挨拶の場面でも、クラスごとのメンバー紹介ではなく、横一列に並んだメンバーが一人一人挨拶をしていたのも何時もとは異なる形。ここでは、3月28日(火)に行う「白金高輪SELENE b2(東京) ツアーFinal単独公演」を成功へ導き、その先の目標にしているZepp Hallでの公演へ繋げたいと、メンバーらが熱い思いを伝えていた。

　未来へ向かう気持ちや今の自分たちの決意を示すように歌いだしたのが、『明日へ』。三浦千鶴がリードを取って始まる姿も、いつも通り。むしろ、明るい声と表情で三浦千鶴を先頭に、メンバーみんなでチア風のダンスを軽やかに踊りだす様に触れていると、心が一緒に踊りだす。三浦千鶴・高未悠加・山田みつき・稲森のあと歌のバトンを繋ぎながら、夢への思いを膨らませる。その思いが大きく膨らむたびに、メンバーらの歌声もさらに熱くなる。そのパワーに触れていたら、共に熱狂のその先(明日)へ広がる景色を見たくなっていた。何度あきらめそうになろうとも、描いた夢の景色が消えない限り、彼女たちはその夢を手にしようと何度でも立ち上がれば、この日のように熱いパフォーマンスを通して、その夢に期待を持たせてくれる。

　弾けた気持ちへ輝きを降り注ぐように、メンバーたちはキラキラの笑顔を浮かべ「君に会える日はドキドキしちゃうね」と『Peeeace!!!』を歌っていた。この曲に触れるたび、胸がドキドキする。恋に落ちたときのような、自分でも感情を抑えられないあのドキドキがズーッと止まらない。それは妄想？いやいや、燃えこれ学園のライブに足を運べばいつだって感じられる気持ちだ。彼女たちと一緒に、もっともっと夢や恋の妄想を膨らませようか。

　ふたたびノンストップで走り出したライブは、『ミラクる☆妄想がーる』へ。お馴染み"虎虎MIX "では、メンバーらと広報委員(ファン)たちが熱い声を掛け合う場面を描きだしていた。走り出したこの気持ちは、もう止まらない。彼女たちの魔法にかけられ、ドキドキときめいたハートがずっとバクバクしていた。

　彼女たちは、『すき！すき！好き！！』を通して、ライブに触れている人たちを眩しい青春の景色の中へ連れ出した。恋をしたときの、顔がニヤけるほどに高まる気持ち。不安を覚えながらも、胸をドキドキしながら告白するときの不思議な高揚感。どれもキラキラ眩しい感情だ。その気持ちが、『すき！すき！好き！！』を聴くたびに甦る。

　5曲連続でパフォーマンスしたブロックの最後を飾ったのが、『Re-START』。彼女たちは、どんな逆境へ陥ろうと、この歌を胸に困難を乗り越えれば、その先に見える景色を手にし続けてきた。今、燃えこれ学園は、3月28日(火)に白金高輪SELENE b2(東京) ツアーFinal単独公演をかならず成功させようと我武者羅に頑張っている。當銘菜々は、「3月28日絶対に目標を達成させて、最高の景色をみんなと見るんじゃなくて、みんなと作りたいです」と語っていた。その景色を一緒に作ろうと、この日も会場やライブ配信を通して見ている人たちに向けて『Re-START』を歌っていた。少しでも心を動かされたら、一緒にその景色を作ってほしい。彼女たちは絶対にその選択を後悔させないライブを見せてくれるはずだ。この日のように…。

　歌い終わり、熊野はるが「3月28日は、今日以上に最高だったという日を約束します」と語ってくれた。その言葉を受け、最後の彼女たちはノンマイクで、広報委員たちと一緒に『校歌』を斉唱。次のライブへ熱狂のバトンを手渡した。

　次は、新宿KeyStudioを舞台に2月21日(火)に行う「ちょっと遅めのバレンタイン公演」。どんな素敵な歌のプレゼントを届けてくれるのか、楽しみにしていたい。

　最後に三浦千鶴が代表し、「ちょっと遅めのバレンタイン公演」についてのコメントを寄せてくれた。

「バレンタイン公演は、メンバー全員がメイド服を着てライブ出演します。メンバーの個性がキラリと光るのでみんながメイド服を着るのか私自身、実は毎年楽しみにしてます！今年はどんなメイドさんがいるのかは当日までのお楽しみ♡
チケットの特典もメンバーオリジナルデザインのチロルチョコやメッセージカードなど、バレンタインならではスペシャルな特典もあるので要チェックですよ…♡」

〈取材・文/長澤智典　撮影/平島理〉

◆セットリスト

『SE』
『Shiny Dream』
『オルゴール』
『again』
『Lost in Time』
『BRAVE』
『恋の魔法』
『夢幻華』
『Melodious Revolution』
MC
『明日へ』
『Peeeace!!!』
『ミラクる☆妄想がーる』
『すき！すき！好き！！』
『Re-START』
MC
『校歌』