2021年10月5日の日本時間23時、任天堂の大ヒットゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』に関するWeb番組「【スマブラSP】最後のスペシャル番組」が配信され、追加ダウンロードコンテンツとして、『キングダムハーツ』シリーズの主人公であるソラが登場することが発表されました。

 ゲーム『キングダムハーツ』シリーズは任天堂の据え置き機では遊べない印象が強かったことや、ディズニーキャラクターが多数登場する作品なだけに登場させるには権利関係が難しいのではないかと想像されていただけに、最後のスペシャル番組という名に相応しい、嬉しいサプライズとなりました。ゲーム『キングダムハーツ』シリーズも今後、Nintendo Switchでのリリースが予定されていることも明らかになり、今後の続報にも期待ができる状態です。

 そんなソラをゲームで利用できる予定は2021年10月19日(火)。まだまだ時間はあるので、少し待ち時間があるわけですが、そんな配信を期待している“スマブラ”好きの人に注目して欲しいニュースがあります。まるで『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』のようなスタイルの新作ゲームが、このWeb番組と同日の2021年10月5日にアニメーション界から、リリースされました

 その名もNickelodeon All-Star Brawlです。

◆『Nickelodeon All-Star Brawl』とは?

 『Nickelodeon All-Star Brawl』と2021年10月5日(火)にGameMill Entertainmentより発売を開始した、対戦格闘アクションゲームです。アメリカの大手ケーブルチャンネルであるニコロデオンのキャラクターたちが勢揃いして、それぞれのキャラクターの舞台をモチーフにしたステージで対戦を繰り広げる作品となっています。

 本作は最大4人まで同時プレイが可能で、オンライン対戦も可能。PS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox Series X・S、Steamなど多数のフォーマットに向けて配信を実施しています。日本向けにもXboxとSteam向けには早くも配信をスタート。今すぐ遊ぶことが可能です。

◆『Nickelodeon All-Star Brawl』に登場するキャラクターとは?

 とはいえ、ニコロデオンのキャラクターと言っても、日本人にはメジャーな作品とあまり知られていない作品に差があります。映像などを観ても、「これって誰何だろう」というキャラクターも多いのではないでしょうか。今回発売時点で参加が明らかにされている作品とキャラクターを一挙に紹介しましょう。

▼スポンジ・ボブ

 今やニコロデオンの顔と言っても良いほど世界的に知られる『スポンジ・ボブ』。海底都市ビキニタウンに住む海綿のスポンジ・ボブやその仲間たちが毎回事件を引き起こすナンセンスコメディ作品です。

 その人気の高さから、今作でも主人公のスポンジ・ボブはセンターを飾っており、スポンジ・ボブだけでなく、ヒトデのパトリックやリスのサンディらも操作可能なキャラクターとして登場します。

▼ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ

 アメコミ出身で『スポンジ・ボブ』よりも長い歴史を持つ作品が『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』です。特殊な液体ミュータンジェンの力によって人型に変身した4匹の亀が、悪党のフット団と戦うアクション作品です。過去になんどもアニメ化など映像化を果たしており、日本でも高い知名度を誇ります。

 今作では、タートルズの刀剣使いレオナルドとヌンチャク使いのミケランジェロ、そしてタートルズの協力者であるヒロインのエイプリルが操作可能キャラクターとして登場します。今回登場するタートルズは90年代のアニメーションシリーズを思わせるルックとなっています。

▼アバター 伝説の少年アン

 中国武術を題材に、火・水・土・そして空気の4つの要素を用いて戦うアクション作品『アバター伝説の少年アン』からもキャラクターが登場しています。本シリーズを題材にした実写映画『エアベンダー』も制作され日本公開を果たしているので、こちらのタイトルで馴染みのある人も多いかもしれません。

 今作の主人公の少年アンや、土のベンダーである女性キャラクターのトフ・ベイフォンが今回操作可能キャラクターとして参戦しています。

 そして『アバター 伝説の少年アン』の70年後を舞台とした続編作『レジェンド・オブ・コーラ』からも主人公のコーラが登場。二つの世代の共演が実現しています。こちらの『レジェンド・オブ・コーラ』はアニメシリーズがプライムビデオやHuluで配信されている他、コーラはねんどろいど化や『ベヨネッタ』などでも知られるプラチナゲームズよりアクションゲームも制作されています。

▼ラグラッツ

 ニコロデオンでも非常に歴史の長いアニメシリーズでもある『ラグラッツ』ももちろん参戦。赤ちゃんたちが騒動や冒険を繰り広げる作品で、日本での放送や劇場版となる『ラグラッツ・ムービー』も1999年に日本公開を果たしています。

 今回のゲームでは、劇中劇に登場するゴジラオマージュを感じさせる恐竜のキャラクター・レプターが登場。『ラグラッツ』の赤ちゃんたちに代わって、戦いを繰り広げます。

▼ラウド・ハウス

 11人の子供を持つラウド家の姉弟は、10人が女の子で真ん中のリンカーンだけが唯一の息子。そんな大家族の姿を描いたコメディアニメが2016年にスタートした『ラウド・ハウス』です。日本では今年、Rakuten TVやHuluにて第1シーズンの配信がスタートし、Netflixでは長編の『ラウド・ハウス・ムービー』が8月に配信をスタートしたばかりの注目作です。

 そんなラウド家の姉弟からも参戦が明らかになっており、主人公のリンカーンに加え、オカルト好きの妹であるルーシーも操作可能なキャラクターとして登場しています。

▼インベーダー・ジム

 極秘任務として騙されて地球に送り込まれた、落ちこぼれの宇宙人ジムが、小学生になりすまし、スパイ活動を始めるというコメディ作品『インベーダー・ジム』からも、主人公のジムが登場。

 アニメシリーズは日本ではプライムビデオでの配信や、Netflixにて長編作の『インベーダー・ジム:フローパス計画』が配信中です。

▼レンとスティンピー

 90年代前半に長期にかけて放送されていた、過激なチワワとデブ猫のスティンピーによる、ブラックなコメディ作品が『レンとスティンピー』。今回のゲームでは、主人公のレンとスティンピーがタッグを組んで登場。

 加えて『レンとスティンピー』から異様なビジュアルの珍ヒーローとしておなじみのパウダートーストマンも単体で参戦です。個性の強いキャラクターの中でも一際目立つビジュアルですよね。

▼ぎゃあ!!!リアル・モンスターズ

 90年代に放送されたグロテスクなモンスターのイッキス、オブリナ、クラムたちが人間を驚かせるために過ごす日常を描いたコメディホラー作品が『ぎゃあ!!!リアル・モンスターズ』。本作からも、3人の中でもしっかり者のオブリナが登場。日本でも放送されていたことがある作品なので、かつてアニメを観ていた人には懐かしいキャラクターでしょう。

▼キャットドッグ

 90年代末から00年代にかけて放送されたブラックコメディ『キャットドッグ』からも猫の上半身と犬の上半身がくっついたショッキングなビジュアルが特徴の主人公のキャットドッグが登場。こちらも日本でローカライズされたことがあるので、一時期のニコロデオンに馴染みのあった人には懐かしく感じるキャラクターです。

▼ダニー・ファントム

 00年代に放送された幽霊のような能力を手に入れた少年ダニーの活躍を描いたアニメシリーズが『ダニー・ファントム』。残念ながら日本上陸を果たしていない作品でありながらも、ルックの可愛さと変わった能力のヒーローという点からも、今からでもローカライズしてほしいアニメです。そんな『ダニー・ファントム』からは主人公のダニー・ファントムが操作可能キャラクターとして登場しています。

▼ザ・ワイルド・ソーンベリーズ

 こちらも90年代末から00年代にかけて海外で放送された日本未上陸作品。自然ドキュメンタリーテレビのホストを務めるナイジェルをはじめとしたソーンベリー家の面々が野生動物たちのドキュメンタリーを撮影するという作品。一家の父であるナイジェルが、操作可能キャラクターとして選出されています。

▼ヘイ・アーノルド!

https://www.youtube.com/watch?v=HYoVQev8-RI

 90年代後半に放送された小学4年生のアーノルドが家族や友人たちとの日常を描いたTVアニメが『ヘイ・アーノルド!』です。2002年には劇場版『ヘイ・アーノルド!ムービー』も制作され、各種デジタル配信なども実施されている作品です。本作からは主人公のアーノルド……ではなくいじめっ子気質のあるライバルキャラであり、実は主人公のアーノルドに好意を持つ女の子ヘルガが登場します。

 

 ――こうして見るとニコロデオンの作品ってこれほどたくさんあるんだ、と驚かされる一方で、日本では一部の作品しか上陸しておらず、それも一時的なものばかり。現在進行形で観られる作品というのも限られている状況です。そういった作品群の活躍を日本で一挙に楽しめるとい意味ではNickelodeon All-Star Brawlは貴重な機会となっています。

 ニコロデオンと言えば近年『パウ・パトロール』シリーズなど新世代の人気キャラクターも登場しているので、今後のニコロデオンブランドが日本でもより活発な活動が広がっていくと嬉しいです。

 まずは『大乱闘スマッシュブラザーズ』と併せてNickelodeon All-Star Brawlにもっとスポットが当たってほしいですね。

〈文/ネジムラ89〉

《ネジムラ89》

アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは『読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレター』(https://note.com/nejimura89/m/mcae3f6e654bd)を配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi

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