<この記事にはTVアニメ『ワンピース』と原作マンガ『ONE PIECE』のネタバレが含まれます。ご注意ください>
突如現れたおでんの正体がカン十郎の作り出した偽者であることが発覚した前回に続く、第1025話「最悪の世代全滅!?四皇の大技!」では、偽おでんとの対峙の行方や、タイトルにもある最悪の世代の命運が描かれる回かと思いきや、まさかのあるキャラに見せ場が設けられていました!
◆しぶとい黒炭家!赤鞘は二回戦へ突入!?
前半では、ついに本性を表した偽者のおでんと対峙する赤鞘九人男たちからスタート。
カン十郎はモモの助の命を狙いに向かい、おでんは自ら自爆しようとするという窮地を迎えます。しかしここで、前回にいち早くおでんが偽者であることを見破ったアシュラ童子が再び立ち上がります。
アシュラはその身を犠牲にして、おでんと共に城外へと出て、偽者のおでんとともに爆発に巻き込まれてしまいます。カイドウとの戦いにこそ負けても、また立ち上がる赤鞘の侍たちでしたが、ついにここで一人目の犠牲者が出てしまう形となりました。
時を同じくして、鬼ヶ島内では火事が発生しており、そこにはカイドウが首をはねたはずの黒炭オロチと、オロチお庭番衆の隊長である福ロクジュの姿があります。実はまだオロチは生きていた様で、鬼ヶ島ごと炎で燃やして、皆殺しにしようという作戦に出たことが判明します。
カン十郎にしても、オロチにしても黒炭家の卑劣さとしぶとさを思い知る展開となりました。外道ぶりにかなりの憎しみを覚える黒炭家ですが、忘れている人の為にも改めて説明しておくと、黒炭家の一族は先祖の悪行によって、一族全員が迫害の様な扱いを受けていた過去があり、ワノ国への復讐を誓ったという流れがあります。この様なバックボーンを踏まえると、ある家系の人間を十把一絡げに責め立てる行為が、どれだけの禍根を残すのかを描いているとも言えます。
とはいえ、彼らのやっていることが許せるものではないことは確か。一度は敗退したジャックも復活し、着々と鬼ヶ島の乱戦も対戦カードを変えて二回戦へと突入しています。赤鞘の侍の戦線復帰や、黒炭家の面々の生存がそれぞれどう状況を変えていくのかが、今後の注目点です。