<この記事にはTVアニメ『ワンピース』と原作マンガ『ONE PIECE』のネタバレが含まれます。ご注意ください>
TVアニメ『ONE PIECE(ワンピース)』1027話「ルフィを守れ!ゾロとローの剣技」は、ゾロの渾身の九刀流が炸裂! “ゾロ回”と言ってもよいエピソードでした。
◆ローとゾロの会話に注目!四皇分解作戦の顛末は?
前回の1026話「超新星反撃!四皇分解作戦」でタイトルにもある“四皇分解作戦”が、ビッグ・マムのホーミーズを隔離して、ビッグ・マムを鬼ヶ島場外に振り落とす策だと分かった前回。
ビッグ・マムは果たして海に落ちてしまうのか? というラストから、1027話は作戦通りビッグ・マムが海中に落ちるところから開幕です。
本来であれば、ここでビッグ・マムは脱落のはずだったわけですが、そう簡単には終わらないところが四皇。
キッドの能力で作った箱に閉じ込めたゼウスと、ゾロに切り刻まれるプロメテウス、キラーに追い討ちを受け続けるナポレオンと、それぞれ助けに行こうとするホーミーズたちを引き止めるのに成功したかと思いきやカイドウの一撃で沈黙状態となったルフィと、カイドウとビッグ・マムの攻撃を一人で受け止めて満身創痍のゾロの隙を突く形で、プロメテウスとナポレオンが救出に向かうことに成功します。
ここのゾロとローの掛け合いがなかなか面白い。助けに入ってきたローを責めるゾロと、それでも割って入るローの、命と戦いの優先順位の差が露わになりました。
「おい!!トラ男!!あの炎がビッグ・マムを助けに行っちまうだろ!!」
「行かせてやれよ…誰か死ぬくらいなら作戦失敗でいい…!」
割って入ってきたことを余計なお世話とでもいうように怒るゾロはこれまでの戦いからも、お馴染みの態度に感じますが、意外なのがローは周囲といがみ合いもいざという時には救けに入るところが憎い。
ゾロ一人に四皇の技を受け止めさせた借りを返すという意味合いもあるのでしょうが、ローのここでのセリフには、それだけではなく命に対する優先順位が高い位置にあるような違いが感じられます。