<この記事にはTVアニメ『ワンピース』と原作マンガ『ONE PIECE』、『ONE PIECE FILM RED』のネタバレが含まれます。ご注意ください>
第1030話「新時代の誓い!ルフィとウタ」は、前回に引き続き映画との連動回。物語の“ある”展開が映画へと繋がっていくことが語られただけでなく、ルフィが以前にも山賊たちに襲われていたことが判明しました。
山賊に襲われピンチに陥ったルフィを助けたのは、ルフィとあまり絡みがなかったあの人? 幼き日のルフィとウタ、そしてシャンクスの間には何があったのでしょうか?
◆ルフィとウタの前に「近海の主」が出現!ウタのセリフに思わずニヤリ
先週のおさらいとでも言うかのように、シャンクスの船に乗せてもらおうとするルフィ。そんなルフィに対して言い争うウタ、そして二人を見守るシャンクスの姿が描かれます。
こんな日がいつまでも続けばいいのですが、ここで次の航海の話題でシャンクスの口から「今生の別れじゃねぇんだ」というセリフが登場。わざわざそんなセリフが登場してしまうと、かえって不安になりますが、その不安は中盤で的中してしまうことになります。
一方で海に出て船漕ぎ競争を始めたルフィとウタは、まさかの近海の主に遭遇。慌てて逃げ出します。
ご存知の通り、この近海の主は時系列でいくと今回描かれたエピソードの後にあたる、アニメ第4話「ルフィの過去!赤髪のシャンクス登場」に登場するいわくつきの巨大なウツボのような生き物。
ルフィがこの近海の主に食べられそうになったところを、シャンクスが自身の腕を犠牲にして救うことになります。その展開を知っていると、このシーンでウタが「あんなやつシャンクスならドカーンとやっつけちゃうのに」というセリフに、ニヤリとさせられるわけですね。
ニヤリとさせられるといえば、その直後に夢を語り合うルフィとウタの会話も実は『ONE PIECE FILM RED』につながる大事なシーンになっています。
「シャンクスと一緒に世界を周って、たくさんの曲を作って、最高のステージと私の歌で世界を幸せにする。私は新しい時代を作るの」
ここで語られるウタの夢は、しっかり映画に反映されており、ウタにとって重要な信念であることがわかります。