◆制作陣やアイキャッチも新シーズンへ!
久しぶりにワノ国編へ帰ってきたと思ったら、いきなり飛び六胞が敵によって撃退されてしまうという大きな動きに、まさに「戦いが動き出した」という印象が強まります。実は、それ以外にも今週から新シーズンに突入したように思わせる変化が本編以外の部分でも見られます。
まず制作陣。ワノ国編の始まりである第892話「ワノ国!桜舞うサムライの国へ」からシリーズディレクターを務めていた暮田公平さんが、今回から小山保徳さんへバトンタッチ。ワンピースを制作する東映アニメーションでは、シリーズディレクターという役職が“監督”のようなポジションとなっているので、大きな変化と捉えていいでしょう。
ワンピースのシリーズディレクターは3人体制となっており、これまでの長峯達也さんや伊藤聡伺さんについては継続し、新たな“三大将”下でのワンピースが今週からスタートしたわけです。
そういった節目の意味もあるのか、アイキャッチもリニューアル。
TVアニメ「#ONEPIECE」
映画連動エピソードと特別総集編、ご視聴ありがとうございました✨
明日の第1031話よりワノ国編の放送に戻ります📺そして明日の放送より、
アイキャッチが新しくなります‼️放送に先駆けて先行スチールを特別公開🔥
朝9時30分の放送をお見逃しなく👀 pic.twitter.com/UqarsiE8eT
— ONE PIECE.com(ワンピース) (@OPcom_info) September 3, 2022
前半はルフィとモモノ助のアニメーションと、「萩に猪」を模したルフィデザインの花札。
そして、後半は赤鞘の侍たちが並ぶ中央に立つモモノ助にクローズアップしていくと、そんなモモノ助の目線の先には、麦わらの一味が勢揃いした後ろ姿。そして、「菊に盃」を模したゾロデザインの花札が登場します。ワンピースの花札は実際に販売されたことがあるのですが、それとは全く違うデザインとなっています。もし、あるのなら他の花札のデザインも見てみたいところですね。
そんな新シーズンの開幕から迎える次回は第1032話「ワノ国の夜明け 全面対決激化!」。今週をみていないと混乱しそうな“うるティがビッグ・マムに挑む”という煽り文句が、衝撃的すぎて先の読めない回となっています。
〈文/ネジムラ89〉
《ネジムラ89》
アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは『読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレター』を配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi
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