◆ロビンに迫る危機！ロブ・ルッチの危険な指令とは？
異常な事態が連続する中、未だ冷静に状況を静観する立場にあるのがCP0ことサイファーポール“イージス”ゼロです。そんなCP0の面々が電伝虫で何者かと会話する様子が描かれるのですが、その相手はなんとかつてエニエス・ロビーでルフィと対決したCP9のロブ・ルッチでした。かなり高圧的な態度でワノ国の状況を聞き出します。
ロブ・ルッチといえばルフィとの戦いに敗れた後にCP9からCP0の一員となったことが描かれていましたが、直接ルフィと相対することはありませんでした。ワノ国編にも直接絡んでくることはなかったのですが、意外にもここに来ての再登場となりました。
さらに驚きなのがルッチによる上からの2つの指令内容です。
一つはカイドウが敗北した場合、世界政府の非加盟国であるワノ国は政府が直接支配下に置くという驚きの内容。既に戦艦がワノ国に向けて出発しており、このままではルフィが勝利してワノ国が解放されても次は政府による支配と対峙しなければいけないということを意味します。
さらに恐ろしいのが2つ目の指令です。なんとニコ・ロビンを連行しろ、というかつてエニエス・ロビーでロブ・ルッチが行おうとした任務の再来です。ルフィがロビンを救出したことで政府との因縁は断たれたように思いましたが、やはり今もニコ・ロビンをそのまま麦わら海賊団に置いておくつもりはないようです。
カイドウを倒すという目的だったワノ国編もいつの間にか、カイドウに勝っても鬼ヶ島を止めなければ全滅してしまうという話や新たに政府がワノ国を支配しようとしていたり、ロビンを狙おうとする政府がすぐそばで控えているという、カイドウを倒しただけでは終わらない問題が次々と出てきました。果たしてこの地獄はどう決着を迎えるのでしょうか。
アニメ映画ライター。『FILMAGA』、『めるも』、『リアルサウンド映画部』、『映画ひとっとび』、『ムービーナーズ』など現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。映画『ミューン 月の守護者の伝説』や映画『ユニコーン・ウォーズ』のパンフレットにライナーノーツを寄稿するなどその活動は多岐にわたる。noteでは『アニメ映画ラブレターマガジン』を配信中。
