◆敵も味方もまさかの生存!鬼ヶ島は新たな局面に──
鬼ヶ島の中を駆け巡るナミやウソップのところにも、意外な人物が登場しました。なんとカイドウによってトドメを刺されたかに思われた錦えもんが“下半身のみ”の姿で現れます。
最近『ワンピース』を見始めた人は驚くかもしれませんが実は錦えもんのこの姿はパンクハザード編にて、トラファルガー・ローの能力によって身体を分解された際に一度登場している姿。そのため錦えもんの様子を見て周囲が驚く中、この姿を見たことのあるナミやウソップだけは冷静なわけですね。
\ #ワノ国編 アニメ放送情報!/
アニメ『ONE PIECE』1055話「闇の者の暗躍!鬼ヶ島炎上」は3月26日(日)朝9:30放送
様々な思惑が交錯し大混乱の鬼ヶ島!
ナミとウソップの前に現れたのは!?▼予告はこちらhttps://t.co/htoorSrKnx
※地域により放送日時が異なります#ONEPIECE pic.twitter.com/96gZPsFBEI
— ONE PIECE.com(ワンピース) (@OPcom_info) March 25, 2023
それにしてもローによって分解されるという展開が作中に登場したのは遥かに以前の話。
まさか、その時の効果がまだ活きており、錦えもんの一命を取り留めるとは予想もできない回避方法でした。オナラで会話ができるというギャグのような特徴がまだ生きているのも細かいです。
ただし錦えもんが生きていたという吉報だけではないのが残念な点。生き延びていたオロチが連絡を取っていたのはまさかのカン十郎。虫の息ながらもしぶとく生きていたカン十郎は満身創痍の状態でフデフデの実の能力を使用し、謎の存在“火前坊(かぜんぼう)”を生み出しました。
触れると燃えてしまう上に、壁をもすり抜けてしまう脅威的な存在がここにきて新たに登場してしまいました。削ったはずの敵勢力に、隠れていたものや新たな存在が登場するなどかなり不安な方向に状況が進んでいく放送回となってしまいました。
そんな苦しい状況が起こっている中、次回の第1056話「逆襲!ローとキッドの反撃同盟」ではすでにかなりの窮地となっているローとキッドとビッグ・マムの戦いに焦点が当たるようです。ホーキンスの能力から解き放たれたキッドは果たして善戦に転じれるのかに注目となりそうです。
〈文/ネジムラ89〉
《ネジムラ89》
アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは『読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレター』を配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi
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