<この記事にはTVアニメ『ワンピース』と原作漫画『ONE PIECE』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>
キングとの戦いに勝利したゾロに、早くもゾウの薬の副作用が発現!? 雷ぞうやイゾウ、そして鬼ヶ島にも大ピンチが訪れる──!
たっぷりルフィとカイドウの戦いを描いた前回から一転して、第1065話「同盟壊滅!?燃えろ新世代の意思!」では鬼ヶ島の城内で生き残った者たちの動向をたっぷり描く回となりました。
◆チョッパーが復活する一方でゾロに死が迫る!?
シーザーの助言によって作り出した薬の副作用により“ベビジジチョッパー”に久しぶりに変化が発生! 体が縮まりながら発言がおじいさんのようになるチグハグな状態から、やっとチョッパーはいつもの状態へと回復しました。ちゃんと元に戻るようで一安心といったところですが、今回のエピソードではこれはむしろ“薬の副作用”に関するフリ。ゾウの薬を使って強引に復活したゾロへの心配を促す展開となっていました。
超回復と引き換えに、倍のダメージを負うこととなったゾロの様子はといえば、キングとの戦いに勝利したもののすでに息絶え絶え。そんなゾロが虚ろな目で見たのは、鬼ヶ島ともどこか雰囲気の違う、もやのかかった荒地。そして、大きな鎌を掲げる死神のような存在が今にもゾロに手をかけようとしている瞬間でした。
このままではゾロは死んでしまう! というところへ駆けつけようとしているのはフランキー。百獣海賊団を蹴散らしながらゾロを探しますが、果たして間に合ったところでゾロを救えるのかは怪しいところ。こんな状態だとチョッパーどころか、一度は黄泉の国に行ったことのあるブルックの方が助けになるかもしれません。
◆雷ぞう、イゾウ、ヤマト……ワノ国の者たちにも窮地が迫る!
大ピンチを迎えているのはゾロだけではありません。ワノ国出身の者たちにも危機が迫ります。
炎の中での我慢対決にもつれ込んだ雷ぞうと福ロクジュの対決はもはや佳境。すでに雷ぞうは火だるまになりながらも、福ロクジュの動きを止める術を解こうとはしません。そしてついには、福ロクジュにも火が移り始めます。大きな一撃を喰らって瀕死となった仲間たちはいるものの、雷ぞうのようなジワジワと殺されていくパターンはなかったので、特に辛そうに見える戦いとなりました。
そしてまだ動ける気配があったイゾウにもピンチが訪れます。百獣海賊団相手に深手を負ってしまったイゾウですが、最悪なことにそこに現れたのはCP-0。イゾウとの対面はCP-0にとってもそれどころではない様子で「会わなかったことにしよう」と持ちかけます。しかしここで引き下がらないのがイゾウ。なんとそのまま去ろうとするCP-0を引き止めます。果たしてイゾウはまだ戦うつもりなのでしょうか。
さらに大ピンチを迎えているのがヤマト。鬼ヶ島の武器庫の火薬に迫る危機を単身食い止めようと奔走してきましたが、やっとその火薬のところに到着しました。しかしほぼ同時に火前坊も到着。ヤマトは能力によって火薬を冷却させますが、火前坊もそれを溶かそうとします。ついにヤマトと火前坊の直接対決が開戦となりました。ヤマトはカイドウを食い止めるほどの実力があることは描かれてきましたが、火前坊の存在が謎でこの氷と炎の対決もどんな決着を見せるのか分からない対戦カードとなっています。