◆「異変」に気づいた都の人々! そこへ現れたのは……!?
後半では一息ついたモモの助が象主(ズニーシャ)にまだ開国をしないことを伝えるところから始まります。この“開国”の意味や象主の目的などは実ははっきりと分かっていないまだ謎の多い部分なのですが、モモの助は何かしらの意図を持って決断をしているようです。
そんな矢先に起こったのがワノ国の海底火山の噴火です。これがカイドウやビッグ・マムがマグマへと突き落とされた影響だとは思うのですが、この噴火を機にやっと花の都の人々も異変に気づくのでした。
そして噴火により戸惑う都の人々の前に現れたのが、龍の状態のモモの助でした。モモの助が龍の姿になれることどころか生きていることすら都の人々は知らないので、カイドウが来たのではないかと慌てて逃げ出そうとします。
しかし、それに準じて現れた小紫や居眠り狂四郎といった都の人々もよく知る人物の登場に事態は一転。混乱する住人たちに狂四郎こと傳ジローが「ワノ国の新しい将軍をお連れしている」と宣言により次回へと続いていきます。
もちろんここで言う新しい将軍とはモモの助のことなのですが、注目は実はジュクジュクの実の力で20歳成長した姿に変わってから、一度もモモの助の人間状態の姿は明かされてきませんでした。
おでんに似ていると言うことだけが周囲の発言からは分かっているのですが、次回の第1978話「帰還!ワノ国将軍 光月モモの助」ではやっとその姿がお披露目となるようです。
明日からはまた地獄のような日々が始まると思っていた都の人々が、カイドウやオロチがいなくなり、モモの助が帰ってきたことを知ってどんな反応をするのかも楽しみです。
〈文/ネジムラ89〉
《ネジムラ89》
アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは『読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレター』を配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi
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