<この記事にはTVアニメ『ワンピース』と原作漫画『ONE PIECE』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>
ワノ国に平穏が戻り、仲間たちが待ちわびる中、ついに目覚めるルフィとゾロ。一方で四皇の陥落によりワノ国の外では早くも異変が起こり始めていた──!?
鬼ヶ島の激闘から早くも数日が経過し、今までとは違う平和に戻ったワノ国の様子が、第1079話「朝が来た!ルフィ達の休息!」で描かれていきます。 一方で早くも次なる刺客がワノ国に迫っている気配も……!?
◆ルフィ達の勝利に翻弄される人物たち
これまでカイドウの敗北から直後のワノ国の様子が描かれてきましたが、今回はそんなワノ国の変化を受けた外界の様子から描かれていきます。
まずは散々、カイドウが勝利するように仕向けてきた世界政府たちの様子。五老星たちはやはりルフィたちの勝利をよく思っていないようですが、一方でワノ国の“開国”が成されなかったことは、五老星にとっては都合が良かったようです。モモの助が象主(ズニーシャ)に開国をまだしないことを告げた理由や、そもそも象主がワノ国へ訪れた理由はまだ描かれていませんが五老星に“切れ者がいる”と言わしめるほどの重要な秘密がありそうです。
そして、そんなルフィの勝利を阻止できなかったことを責められているのが、諸々の報告をしていたCP-0のヨセフ。マスクのせいで表情は見えませんが、せめてニコ・ロビンを連れて帰るように指示される声色からは焦っている様子が描かれます。
しかし、ここで電伝虫に異常が発生。妨害念波により何者かが到着するであろうことが示唆されますが、それは今回のエピソードの最後へと繋がっていきます。
そして、勝利に湧くワノ国の影で満身創痍の様子が描かれたのが、今回の戦いで複雑な立場に立たされている最悪の世代の面々。CP-0との戦いに破れたドレークは、生きていたようですが城内で仰向けに倒れたままです。
そこへ現れたのはキラーに敗北したホーキンス。カイドウ側についた方が安全ではなかったのかとドレークに問われ、カイドウに対して抗った元同盟であるキッドへの複雑な思いと、実はかつて占っていた「“ある男”が明日まで生きている確率」がホーキンス自身のことを占っていたことが明かされます。
生きている確率1%という不憫な人物、ホーキンス。それが明かされると共に力尽きる様子は切なくもあります。