◆迫り来る謎の人物!その正体は大将の緑牛!?
すっかり平和なシーンが続きますが、最後の最後で再び事態の深刻さが描かれていきます。
ワノ国から出航する準備を整える海賊団の様子の中に、四皇を落としたことに対して懸念するキッドとローの様子が描かれています。その心配が的中しているように、事態はすでにアプーによって国外に発信されていたこと、そして新たな海の皇帝たちや懸賞金額の改定が成されたことが明らかになります。
その内容も気になるところですが、ここでさらに冒頭で妨害念波でCP-0に連絡をしていた人物が再び登場。
なんとその正体が緑牛であったことが判明します。巨大なタンポポのようなものを背中につけて飛行する緑牛は、まもなくワノ国に上陸しようとしています。余計な真似をするなと電伝虫で叱る赤犬に対し、あまり話を聞いていなさそうに「分かってる」と応える様子が、“余計な真似”をする気満々な気がして不穏です。
戦いが終わって一件落着。……とはいかない具合に、新たな気になる要素が盛り込まれてきたところで、物語は次回へと続いていきます。新たなルフィの手配書も登場することが示唆されている次回は第1080話「祝祭の宴!新しき海の皇帝達!」。シリーズ恒例の宴回となりそうです。
〈文/ネジムラ89〉
《ネジムラ89》
アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは『読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレター』を配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi
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