◆ワノ国の裏で起こっていた事件の内容が明らかに!
さらにここで場面は一転、海軍の様子が描かれます。海軍犯罪捜査局局長の黒馬・テンセイによって、ルフィたちがワノ国で戦っていた裏で起きた衝撃の事件が明かされます。
まずは800年前に世界政府を作った最初の20人の家系であり唯一の世界会議(レヴェリー)参加者のネフェルタリ・コブラをサボが殺害してしまったこと。
革命軍は天竜人の居住区にある世界貴族のシンボルを破壊し宣戦布告し、天竜人の奴隷となっていたバーソロミュー・くまが解き放たれたこと。
そしてコブラの娘であるビビはなんと失踪中であること。
ここで明かされる事実一つ一つがかなり衝撃的な内容となっています。前回さり気なく映った巨大なサボの写真も、サボが行なった暗殺が支持され、一部の地域でサボが神格化されていたからだったことが判明します。意外と早い答え合わせとなりました。
これに対して動かす兵が不足していると言いながらも、元帥である赤犬はうなだれることなく、「返り討ちにしちゃる」と戦意をむき出しにします。
さらにそれに重なるように再び描かれるのはシャンクスの様子。ベックマンの座る卓に座ったかと思えば「そろそろ奪(と)りに行こうか、“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”」という驚きのセリフを言ったところで、次回へと続きます。
緑牛との対決こそ気になっていた前回でしたが、もはやそれだけではないぐらいに物語が前進。
元帥と四皇がそれぞれ戦意をあらわにする展開に、『ワンピース』という物語のステージが一段階先に進んだと感じるような回でした。
こうして迎える次回の第1082話は「新時代到来!赤髪の皇帝の怒り」です。バルトロメオに旗を燃やされてもあまり怒っていなかったシャンクスが何に怒るのか? 緑牛戦の行方とあわせて注目です。
〈文/ネジムラ89〉
《ネジムラ89》
アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは『読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレター』を配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi
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