◆ついにワノ国出航!?続々明かされる新事実たち
平穏が戻り、すっかり将軍としての立ち回りが求められるモモの助でしたが、ここで異変が発覚します。
麦わらの一味の面々を探すモモの助でしたが、その誰もがそこに姿がありません。
慌てるモモの助に対し、日和はルフィたちがワノ国が既に別れを告げてワノ国を旅立とうとしていることを明かします。それを今知ったばかりという錦えもんも合流し、ルフィたちの“挨拶もなく出発しようとした”ことに激怒するのでした。
一方でそのルフィは、ローやキッドとともに出航間際になっても言い合いをしています。
同盟は解消となり、それぞれが3つの航路を別々に進むことや、キッドにもロードポーネグリフの写しが渡されたこと、キッドが漏らした“火の傷の男を探す”というひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を探す手がかりの存在、そしてさらにここでさり気なくルフィと共に四皇に君臨した千両道化のバギーの続報が明かされます。
この千両道化のバギーの続報がまさに今回の一番のサプライズ。なんとバギーはミホークやクロコダイルを従えて「クロスギルド」という組織を結成していることが判明します。
クロスギルドは海軍に懸賞金をかけ、海軍すらも追われる側にしてしまうという恐ろしい組織とのことですが、それよりもなぜバギーがこの二人を従えられているのかやどういう経緯の組み合わせなのかが気になるところです。
新しい情報が立て続けに明かされる中、場面は一転し再び花の都のお城に戻ります。モモの助の呼び声に気づいたヤマトが、ルフィたちのところへ向かうことを宣言し、“おでんのように生きる”ことを明言します。麦わらの一味に加入すると自ら歌っていたヤマトは果たして、どういった決断をしたのか、というこれまた気になる疑問を残して、次回へと続きます。
ルフィたちがモモの助に別れの挨拶をしていないことや、ヤマトの考えなどを明かさないまま物語は次回の第1084話「旅立ちの時 ワノ国と麦わらの一味」へと続きます。
“麦わらの一味出航までの知られざる物語”とのことですが、もちろんワノ国の民間人やモモの助が知らなかったという意味もあるのでしょうが、実は予告映像で流れている場面などは原作漫画などにも登場していない場面もあり、オリジナルエピソードが挿入されるという意味もありそうです。
この後の展開を知っているという人も次回は必見の内容となりそうです。
〈文/ネジムラ89〉
《ネジムラ89》
アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは『読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレター』を配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi
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